BEUYS IN JAPAN ヨーゼフ・ボイス よみがえる革命

制作 : 水戸芸術館現代美術センター 
  • フィルムアート社
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845909414

作品紹介・あらすじ

環境問題、経済危機…バブル前夜の東京に降り立ったボイスが語ったことが、四半世紀を過ぎて、現代の日本にアクチュアルなメッセージとして突き刺さる。

感想・レビュー・書評

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  • もう二度と政党には投票しないで下さい。
    なぜなら、政党は経済的強者の味方であり、大衆の生産力を収奪する者の味方だからです。
    皆が、だれもが、芸術を、つまりあなたたち自身を選ぶのです。
    あなたたち自身が国家なのです。
    あなたたちの所有している権力を自己決定する権利に基づいて行使しなさい。
    あなたたち自身を統治しなさい。

                    ヨーゼフ・ボイス

    この奇想天外ともいえるメッセージは、1970年に行なわれたノルトライン=ヴェストファーレン州議会選挙におけるヨーゼフ・ボイスとその仲間たちのものです。

    彼は、ひとりの人間を自由と成熟へと導くために、こうすれば政党支配は克服できる、と書かれたビニール袋を演劇的に街中にばらまきました。

    街中の群衆一人一人を刺激して、政治への関心を抱かせ喧々諤々と議論させました。

    彼は、自分のそれらの実践・行動を、社会彫刻、という名のもとに概念化して、今までの芸術と社会活動の障壁というものを叩き潰したのでした。

  • ボイスを神格化しないこと、そして彼の中に人間存在のあらゆる矛盾を見ながらも、過去を克服し、前進する力を見ること。そして、本当の芸術とは何かを考えること。

    すべての人はみんなそれぞれに術(クンスト)と創造力を持ったアーティストである、というのはよいことです。みんながアーティストだとしても、誰もこまりません。もしこまるとしたら、美大や美術館の権威に守られた「拡張されないアート」や「アートのためのアート」の専門家たちと、その「拡張されないアート」にプレミアをつけて売買するギャラリーくらいです。

    極端なものを見ると、とりあえずそこまでは想像できるようになりますよね。

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