ジェームズ・キャメロン 世界の終わりから未来を見つめる男

制作 : 吉田俊太郎 
  • フィルムアート社 (2010年8月13日発売)
4.00
  • (1)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • 15人登録
  • 1レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845910526

作品紹介

人類への警告と、壮大なイマジネーション。ストーリーテリングの限界に挑み続ける、ハリウッド最後の巨人の全て。処女作から『アバター』まで、規格外なスケールの評伝。

ジェームズ・キャメロン 世界の終わりから未来を見つめる男の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • いきなりもらった本。
    映画については、カルト映画至上主義(笑)な青春時代をおくったため、偏った映画の見かたしかしてない。
    カルト映画>ミニシアター>B級ホラー>>>>ハリウッド大作というありがちなスノッブ趣味。
    なので、J.キャメロンは映画館で観たことがない。レンタルでもない。いや、「T2」は借りて観た。後はテレビでやってるのを観たくらい。でも、結構観ている、というか全部観ている。
    はじめて「T2」を観て思ったのは、映画が「アトラクション」になったんだなぁ、ということ。派手な演出の連続は、その場、その場のジェットコースター的な面白さだった。映画って、これからこうなっていくんあろうなあ、と。
    いや、それまでもそんな映画はあったんだろうけど、そのバランスが完全に「アトラクション」によってるし、技術がそれを可能にしたんだろう。

    というまったくキャメロンファンではないまま、読むつもりもなく拾い読みをしていたら、意外と面白いので、頭から読んでみることに。
    映画監督というより、冒険家であり、CG、水中撮影、3D、常に新しいことに挑戦するための「理由」としての映画、もちろん、それをエンターテイメントに仕上げるのだから流石。特殊技術の歴史としても面白い。

    絶対的CG主義かと思っていたら、「タイタニック」のあの船首の有名なシーンを実際の夕焼けで撮ることにこだわったのが意外だった。

    印象に残ったエピソードは、「殺人魚フライングキラー」の監督をクビになった後、夜な夜な編集室に忍び込み、「fine」と書かれたフィルム缶のフィルムを再編集をしていたこと。その結果、
    「それでもゴミのような作品だと認めざるをえないものの、少なくとも自分で作ったゴミだと思えるものに仕上がっている。」(P58)と。

    最低の現場でも最良の仕事をし、最高の環境でも地獄の現場に変える監督である。

全1件中 1 - 1件を表示

ジェームズ・キャメロン 世界の終わりから未来を見つめる男はこんな本です

ツイートする