路上と観察をめぐる表現史 ──考現学の「現在」

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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845912094

感想・レビュー・書評

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  • 3月に観た広島現代美術館の企画展の図録。
    考現学は決して時代遅れなものではなく、今でも通用するものの見方なのだと再認識。
    それにしても取り上げられた考現学観察者(狩猟採集民)の野性的嗅覚のすごさと、その採集結果の豊穣ぶりに感服する。
    自分も一狩猟採集民だと思っているが、まだまだですね…


    考現学という分野と’80年代に隆盛した江戸東京学、そして今の街系とのつながりも考えていきたい。

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784845912094

  • なかなか楽しい展覧会だった

  • いい加減だとか滅茶苦茶であるということでは無く、そこにはある種の「正しさ」があることが窺える。その「正しさ」を発掘するのは厄介で、それを勝手な解釈で「正しく」解釈するのがまた楽しかったりする。
    考現学は誕生した頃から芸術と切り離せない。路上観察学会以降をフォローする意味もあって購入。

  • 路上と観察をめぐる表現史—考現学以後 - 広島市現代美術館
    2013年1月26日〜4月7日
    http://www.hiroshima-moca.jp/rojo/

    フィルムアート社のPR
    「観察の名手たちと、「つくり手知らず」による、路上のマスターピース。
    今和次郎らが関東大震災を機に始めた「考現学」とは、東京の街と人々の風俗に注目し、生活の現状を調査考察するユニークな研究でした。その後、1986年に結成された路上観察学会をはじめ、「路上」の事物を「観察」することで市井の創造力に注目する活動が、現在にいたるまでさまざまな分野で展開されています。
    広島市現代美術館で開催される「路上と観察をめぐる表現史―考現学以後」展では、観察者が路上で発見した創作物をあらためて紹介するとともに、観察/発見という行為が「表現」に昇華する様子を検証します。
    本展の公式書籍である本書は、出品作家による作品図版・貴重資料はもとより、都市論、建築学、表象文化論、美術批評などさまざまなフィールドの論考やコラムを収録し、路上と観察をめぐる壮大なクロニクルを多角的に考察していきます。
    ■ 「路上と観察をめぐる表現史─考現学以後」展覧会 公式書籍」

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著者プロフィール

慶應義塾大学環境情報学部教授。
専門分野:ランドスケープデザイン。

「2023年 『総合政策学の方法論的展開』 で使われていた紹介文から引用しています。」

石川初の作品

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