相対性コム デ ギャルソン論 ─なぜ私たちはコム デ ギャルソンを語るのか
- フィルムアート社 (2012年12月17日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (399ページ)
- / ISBN・EAN: 9784845912995
作品紹介・あらすじ
1969年に誕生、1981年にパリ進出以来、クリエイション全般に大きなインパクトを与え続けるコム デ ギャルソンを問題提起的、思考実験的、体験的、さまざまなアプローチから照らし出す。
感想・レビュー・書評
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ギャルソンの否定されないしてはいけない雰囲気に微妙な違和感もあったが、そこに果敢に切り込む千葉雅也のところが相当おもしろい。
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ファッション
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服飾から門外漢である人達が語るコムデギャルソン。
でも、それが服のことをよく知らない私には分かりやすくて良かった。女性を女性として美しくすることに疑問があったから、この考えの元、ギャルソンと対峙すると面白いという導きと出会えた。会えて身体に沿わないとか。
シンプルに自分の軸を魅せるのカッコいいなあ -
コムデギャルソンをとにかく語る。いろんな角度から、いろんな人が、ある意味自分勝手に。
川久保さんがこの本読んだらどう思うんでしょう笑
でも本質的に「衣」というものを定義しようとし、肉体から問い直す、その姿勢にファンが生まれているというのはわかりました。
ここで語られることは言葉遊びが多い気がして、評価は低いですが、ファストファッションの時代に生き残るブランドとしての在り方を感じました。 -
服飾において数少ない異分野からも多くの注目を集め続けるブランド・コムデギャルソンについて多角的な論客・視点を用いた分析を行った本。
脱構築・黒の衝撃など既存の美意識を根底から覆したブランドの服を身につけることを通じて行う自己主張。ユニフォームとはまた違う、自ら選んで着ていることが大事だ。 -
服飾業界以外の人が論じる川久保玲とコム デ ギャルソン。いかにデザイン、芸術、文化、思想的に前衛かつ先鋭な存在か分かる。コム デ ギャルソンを取り巻く世界が崇高にも思える。