はじめての批評 ──勇気を出して主張するための文章術

著者 :
  • フィルムアート社
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本棚登録 : 131
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845915880

作品紹介・あらすじ

批評=「価値を伝える」。伝えたいことをちゃんと書けるようになろう。

感想・レビュー・書評

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  • これは小手先の話ばかりでもうひとつだと思う。まあ批評文でお金を稼ぐには、なのかな。

  • 評の言葉を持ちたい。他人がどう受け取るかは気にしないでネットに文章を投げてきましたが、最近は価値が伝わる言葉を使いたいと思うようになっています。難しいですけどね。

  • 批評でなく、ブログや書きものの参考に読んでみました。書く態度や読者との関係を考えるのに良いきっかけになる一冊でした。

  • 批評の書き方を解説してくれている本。
    批評の意味、批評を書くための準備はどんなものか、実際の批評の書き方、書いた批評を校正する、批評を貫くの章に分け、一つずつ例文を載せて解説してくれている。
    なるほど、この本の通りに書けば、レビューも少しはマシになるかも。
    「こと」を言い換える、書き出しの情報整理など、すぐに実践できる方法も載っているので、今まで書いた文章も校正できそう。

  • 批評とは、「価値を伝える」こと、伝えたいことを、ちゃんと書けるようになろうというコンセプトで、文章術を伝授しているのだが、そのノウハウ本的内容構成もすばらしいが、
    それ以上に、この本自体が、面白みのある単行本となっているところが魅力的。
    筆者の奥深い思慮と考察が強烈に反映されていて、批評本を超える見本的著作となっている。

  • 批評とは「価値を伝えること」

    P25 以下引用
    愛なき者、語るべからず。
    対象を愛せない人間が対象の現状や未来やらをどうこう書いたところで、説得力のある文章や、読み手が行動を起こしたくなるような文章は、どうしたって生まれてきません。
    読者が書き手と同じ目線で内容を咀嚼できなくなるからです。
    もちろん愛だけ売るほどあっても文章は紡げませんが、しかし、その愛なくば、第一歩を刻むことすら難しい。
    私はそう思います。

    引用終わり

    私はこの文を読んで、読者と言うよりも話の聴き手だなと納得しました。
    書籍 プロカウンセラーの聞く技術 東山紘久
    に書かれていた、カウンセリング的な積極的傾聴がふと思い出されました。
    ASKするな、LISTENせよ。

    話を聞いて話を聞いて、話を聞いて、話を聞く。
    それが前提としての愛の態度なのかなと似たものを感じました。

    私はこの本を文章術の一つとして参考にしたくて手に取りました。
    図書館の日本語・論文の書き方、手紙の書き方などのジャンルの棚にあったので借りて読みました。

    私はWebサイトで本の感想を書いています、自分の調べたことをどうやってまとめたら楽しく書けるかなと考えています。
    私のような不特定多数に読まれる文章でありながら、伝えたい相手が明確になりづらい文章を書く人には読んで参考になると思います。

    逆に論文や手紙のような相手がはっきりしている文章を書く人には、読んでもぼんやりしか感じられないと思います。
    なぜなら、書き方や手順がはっきりしていて、そのようなテンプレートに沿って文章を整形するリズムで書ける内容なら
    これが面白い、これはつまらない、これは美しいと書く必要はないからです。

    はじめに課題として、「このようなことについて調べ、レポート3枚にまとめて提出しなさい。」
    これなら読まれる相手は課題を出した人で、正解としての方向性が大まかに示されているから
    課題の目的からそれない範囲で情報を収集してまとめ、自分の意見を添える程度で完了する作業です。

    この本の中で「批評」が意味するのは、「価値を伝えること」です。
    一冊の書籍の批評なら相手は著者であったり、同じ本を読んだ読者や、どんな本なのか気にしている人だったりします。
    書く内容は本の内容を上手に要約することではなく、書籍の世界観を読み込んで感じた、あくまで主観的な意見をどう伝えようか。
    テンプレート的な書き方にできないし、感情的にも傾けない、そのバランスをとって言葉を並べて感じたことを伝えたい人にはとても響く内容です。

  • 批評に限らず、自分の意見を表す時の考え方

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著者プロフィール

1981年生まれ。埼玉県出身。東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。作家・編集者、昭和女子大学非常勤講師。東京工業大学非常勤講師。主な著作に『ネットカフェ難民』『知識無用の芸術鑑賞』(ともに幻冬舎)、『若者はなぜ正社員になれないのか』(筑摩書房)、『自殺しないための99の方法』(一迅社)、『小幸福論』(オークラ出版)、『はじめての批評』(フィルムアート社)、『流されるな、流れろ! 』(洋泉社)、『重版未定』『重版未定2』(ともに河出書房新社)、『編プロ☆ガール』(ぶんか社)、『労働者のための漫画の描き方教室』(春秋社)、『書くための勇気』(晶文社)、『ぽんぽこ書房 小説玉石編集部』(光文社)などがある。

「2019年 『無意味のススメ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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