わたしの名前は「本」

制作 : ニール・パッカー  金原瑞人 
  • フィルムアート社
4.10
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本棚登録 : 221
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845916245

感想・レビュー・書評

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  • 大切な「人」のために、「本」があるんだよね、、、

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    親愛なる読者へ。
    わたしは、あなたのために
    ここにいる。
    伝えること、読むこと、書くこと、広めること、残すこと。
    「本」がおしえてくれる、大切な「本」の物語。
    http://filmart.co.jp/books/novel/book/

  • 面白かった!
    夢中で一気に読んだ。
    本自身が一人称で語る本の歴史。
    リズムの良い文章と独特で心惹かれる絵の相性がバツグンだった。
    ところどころに挟まれる引用も、ハッとさせられるものばかり。
    元々私は本そのものも大好きで、そんなはずはないのだけどどうしても「ちょっと生きている」(おかしな日本語だけど、これがぴったりなのだ。動いたりはしないし光合成もしないけど、ちょっと生きている)という気がしていたが、今作を読み終えて本棚を見ると、本達がそうですそうやって私達はここまで来たのですと胸を張っているように見えて、ますます愛しくなった。
    (ゲラモニター感想)

  • 「わたしの名前は本。これからわたしの物語をしよう。」

    そして本は語りだす。自らのながい一生、否、半生。気の遠くなるような、本が辿ってきた歴史を。

    「本の前に、息があった。」

    しかし物語は、まだ文字が生まれていなかった時代、本が形をもたなかった時代から始まる。知識や物語は人々のあいだで口伝えで伝えられ、記の力に頼っていた。

    「人々はわたしを頭のなかに置いて、口で語った。」

    やがて5000年ほど前、古代メソポタミア・シュメール人によって文字が発明され――。

    本書の総ページ数は140枚ほど。しかしこの小さな本のなかには、5000年以上の歳月が流れている。
    なんというポエティック!! ロマンティック!!
    詩的な文章、古典からの一文、伝承、著名人の言葉からの引用とポップなイラストも盛りだくさんで、本好きな方には、ぜひ一度手に取って頂きたい出色の一冊。

  • 様々な〝はなし〟を乗せてきた本が、自分の〝はなし〟を語り出した。
    息、粘土板、パピルス、羊皮紙、紙‥‥。
    楔形文字、象形文字から、活版印刷、電子まで。
    人類の様々を見てきた本。
    柔らかい語り口とイラストで、読みやすい。

  • 先人の偉大さがシンプルに伝わってくる。
    文字だけではなくイラストの役割も、
    欠くことはできないものかと。
    ゆっくりゆっくり読み進めた一冊でした。

  • 本の歴史、面白かった

  • 100殺!ビブリオバトル No.10 午後の部 第3ゲーム

  • 本が人格を持ち語る、本の自伝のような書誌学の入門書です。
    文字の無い口承の時代から始まり、電子書籍と冊子本の出会いまでの歴史を追います。
    本の変遷がわかりやすく、面白く、短く綴られています。
    挿絵の雰囲気も素敵で、心温まります。
    図書・本に関する仕事をしている自分に対して、本から感謝される日がくるとは思いませんでした。
    何度も読み返したくなる一冊。

  • これは面白い!!!
    「わたしの物語はそのはるか昔から始まる。本の前に、息があった」

    「初めて告白するのだが、わたしはページをめくられると、興奮して背筋がぞくぞくするのだ」

  • 本が自分の人生(?)、つまり本の歴史を語ってくれます。
    人類に言葉が生まれ、文字が出来てそれを記録するようになり、巻物から本へ、手書きから印刷へと変わっていく過程を教えてくれます。
    そして、人類の悲しい歴史の中での弾圧や戦争による本の消失。電子書籍の誕生と共存。本の歴史は深く長い。

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