絵本の冒険 「絵」と「ことば」で楽しむ (Next Creator Book)
- フィルムアート社 (2018年6月4日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784845917075
作品紹介・あらすじ
感性を磨きたい、よみ手とつくり手のために
よもうがよむまいが、伝わるんだよ、絶対に。
――五味太郎
絵本はいろいろな職業の人が、一生で一度は誰でもつくったほうがいい。
――荒井良二
イラストレーター、デザイナーなどのクリエイターたちの発想・想像力に影響を与える可能性のある絵本の世界。絵本に対する解釈と表現は今どうなっているのでしょうか 。
本書には、本邦初となる五味太郎さんと荒井良二さんの対談のほか、tupera tuperaさんのインタビュー、梨木香歩さん(作家)、穂村弘さん(歌人)ら、絵本以外の分野で活躍する著名人の絵本に関するエッセイを収録。発想と創作について、また絵本の魅力について語っています。
また「絵」と「ことば」の解釈方法を、絵本作家にとどまらず、分野を超えた多角的視野から探ります。現在、注目を集めている作家とその作品世界が与える影響、潮流、思想、今後の展望を一冊でコンパクトにまとめました。
絵本を愛するすべてのよみ手と、感性を磨きたいこれからの創作者にとって必読の一冊。絵本という豊かな世界にかかわっている、絵本のすぐれたつくり手とよみ手の饗宴をじっくりお楽しみください。
この一冊を読めば、絵本のことをもっと好きになるはずです。
感想・レビュー・書評
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美術展で購入。絵本作家になりたい人向けの本のようだが、作り手側の話を大好きな梨木さんや穂村さんが書かれていて良かった。他にもヨシタケシンスケさんミロコマチコさん他紹介されてた町田尚子さんおくはらゆめさんの絵本を読みたくなった。
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絵本の冒険 「絵」と「ことば」で楽しむ | 動く出版社 フィルムアート社
http://filmart.co.jp/books/nextcreator/ehon/ -
絵本の作り手にとっても、読み手にとっても、バイブルたり得る一冊。絵本を真剣に考えてみても良いと思わせてくれました。
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0148
2019/10/03読了
絵本を描くのが一番難しいかもしれない。子供騙しなんて通じないし、見開きで15ページほどの本でも細かい設定必要だし、子供が飽きずにずっと見てられる本ってとても難しいと思う。
しかし親が(大人が)買えば売れるという…。
絵本はしばらく読んでないけど、はじめてのおつかいはまた読み直したくなった。
当時は深く考えながら読んでいなかったから、この本の中で4ページほどだけど読み込んでいるのを見て、気になった。
冒頭の五味さんと荒井さんの対談も面白かった。この2人の絵本もよく読んでいたなあ。
祖父江さんの文字の絵本も気になる。
「ふ」、たしかに書き方たくさんあるから悩む。 -
いま小説より絵本が気になる。
小説より楽しみ方の幅が広い分、
受け取り側の感性が問われる。
詩に寄ってるな。素直になれ。 -
編集者・装幀家の小野明さん編
絵本が好きなので、なになに?この本何?という感じで手に取りました(笑)
introductionの『より広く遠く深く』絵本についてほんと再発見というか、私にとっては、そうだったのか!と改めて知る内容でした!
そんな風にも読むんだ?!とか、こんな絵本もあるんだ?!とか、
最初は絵本作家というジャンルはなかったとか…
読みたい絵本の登録が増えました(笑)
【目次(覚書)】
introduction 絵本再発見 より広く遠く深く 小野明
discussion 絵本という生き方
これまで思ってきたこと、いま考えていること 五味太郎×荒井良二 司会:小野明
basic work 絵本をひらく 小野明
絵本とはどういう表現か
ジャンルで知る
クリエイターたちのつくる絵本
『はじめてのおつかい』をよむ
「絵本をひらく」書誌リスト
ExpandedWork 1 表現の拡大
デザイナーと絵本
作家と絵本
歌人と絵本
料理家と絵本
音楽家と絵本
デジタル最前線
ExpandedWork2 身体と知能の探求
発想と創作のレッスン
哲学と絵本
皮膚感覚で読む
脳内メカニズムを紐解く
Style 直近10年でデビューした先端の絵本作家8人
ミロコマチコ、ヨシタケシンスケ、おくはらゆめ、きくちちき、みやこしあきこ、加藤休ミ、町田尚子、吉田尚令
History 日本の絵本小史
Q&A 絵本の現在がわかるQ&A
絵本に出会える、おすすめの書店、図書館、美術館リスト -
2018.9.22市立図書館
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2018.9月。
絵本作家さんの話を読んでるとみんな芸術家だなと感じる。絵が描けない私とは全く違う世界なんだなと。五味さんと荒井さんの対談、tuperatuperaさんの絵本作りの話、山下洋輔さんや梨木香歩さん、高山なおみさんなど、個人的に好きな方々の絵本の話。おもしろかった。 -
本書自体も冒険だ。いろいろな分野、視点で絵本を切り取ろうと挑戦している。絵本は熱いメディアであることを実感した。紹介されている絵本、作家も参考になった。冒頭の五味太郎、新井良二の鼎談は面白かった。絵本作家を目指そうとしている人、研究者、図書館、出版関係者、そして何よりも絵本愛読者に手に取って頂きたい本である。
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