クリティカル・ワード 文学理論 読み方を学び文学と出会いなおす
- フィルムアート社 (2020年3月26日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
- / ISBN・EAN: 9784845919321
感想・レビュー・書評
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作者個人の思考や感情の投影として生まれる「文学作品」に、読者の勝手とはいえ、社会・歴史的背景を読み込んで何らかの意義を見出そうとするのは結局作者の意図を離れた後付けでは?文学作品を純粋に楽しんでいると言えるのか?など考えることも最近多かったが、この本の前半を読んで理論に触れてみて合点がいった。文学の読み方自体あまりよくわかってなかったと反省。。
後半は各論になっていて、「ジェンダー×文学」「環境問題×文学」「精神分析×文学」のように今流行りの題目から西洋哲学の血を引く定番トピックまで、各ジャンルで文学との関わりがまとまっていて取っ付きやすかったが、用語解説の形を終始とるのでちょっと読みにくい感はあった。でも色んな考え方の目録として見返そうと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
装画=カワイハルナさん、装丁=大倉真一郎さん
ジャケ買いしました。
カワイハルナさんは、今僕が注目している人であり(ていうか順調に売れ出してる)、それ以前に好きな作風のイラストレーターでもあります。
そのイラストが文学理論というテーマに合っているのか、説明はし難いですが、カワイハルナさんの作風は、20世紀以降のいくつかの芸術作品を幅広く参照し、自由に取り込み混ぜ合わせたような印象を受けます。ちょっと推察しただけでも、カンディンスキー、ミロ、キリコ、デュシャン、エッシャー等々の影響を察せられます。そうした豊富な知識を基にしていますが、しかし定着は一見明るく可愛らしくも感じます。その点で、カワイハルナさんの絵は、文学理論を初心者にも受け入れられるよう、分かりやすく解説する本書の趣旨には良く合っている気がします。
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