クリティカル・ワード 文学理論 読み方を学び文学と出会いなおす

  • フィルムアート社
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845919321

感想・レビュー・書評

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  • 作者個人の思考や感情の投影として生まれる「文学作品」に、読者の勝手とはいえ、社会・歴史的背景を読み込んで何らかの意義を見出そうとするのは結局作者の意図を離れた後付けでは?文学作品を純粋に楽しんでいると言えるのか?など考えることも最近多かったが、この本の前半を読んで理論に触れてみて合点がいった。文学の読み方自体あまりよくわかってなかったと反省。。

    後半は各論になっていて、「ジェンダー×文学」「環境問題×文学」「精神分析×文学」のように今流行りの題目から西洋哲学の血を引く定番トピックまで、各ジャンルで文学との関わりがまとまっていて取っ付きやすかったが、用語解説の形を終始とるのでちょっと読みにくい感はあった。でも色んな考え方の目録として見返そうと思った。

  • 装画=カワイハルナさん、装丁=大倉真一郎さん

    ジャケ買いしました。
    カワイハルナさんは、今僕が注目している人であり(ていうか順調に売れ出してる)、それ以前に好きな作風のイラストレーターでもあります。
     そのイラストが文学理論というテーマに合っているのか、説明はし難いですが、カワイハルナさんの作風は、20世紀以降のいくつかの芸術作品を幅広く参照し、自由に取り込み混ぜ合わせたような印象を受けます。ちょっと推察しただけでも、カンディンスキー、ミロ、キリコ、デュシャン、エッシャー等々の影響を察せられます。そうした豊富な知識を基にしていますが、しかし定着は一見明るく可愛らしくも感じます。その点で、カワイハルナさんの絵は、文学理論を初心者にも受け入れられるよう、分かりやすく解説する本書の趣旨には良く合っている気がします。

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著者プロフィール

1974年生まれ。一橋大学大学院言語社会研究科准教授。文学博士(コーネル大学)。英語圏文学・文学理論専攻。東京大学大学院人文社会系研究科修士課程およびコーネル大学大学院博士課程修了。お茶の水女子大学、同志社大学を経て、現職。編訳書にゴウリ・ヴィシュワナータン『異議申し立てとしての宗教』、翻訳書にエドワード・W・サイード『故国喪失についての省察 1』(共訳、以上みすず書房)、論文に「"Immature poets imitate; mature poets steal"―― テクストの/における〈海賊行為〉にかんする予備的考察」(稲賀繁美編『海賊史観からみた世界史の再構築』(思文閣出版)所収)など。

「2018年 『異議申し立てとしての宗教』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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