転んでもいい主義のあゆみ 日本のプラグマティズム入門

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  • フィルムアート社
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845921102

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  • 一読してディフェンシブな本という印象を持った。予測しうる反論を先取りしてスピーディーに(いささか予期不安的に)論を運んでいた『無責任の新体系』などと比べると、手前の手前で折り返し過ぎた思考が足踏みし、「なにもしない」という消極的な相で滞留しているようにも見える。『無責任』がスピード違反でビュンビュン飛ばしていくオープンカーだとしたら『転んでもいい』は準備万端なのに玄関口に留まっていつまでも出掛けない人のイメージ。
    どちらが良い/悪いと言いたいのでない。『転んでもいい』はこの著者の作品のなかでは地味な方に位置づけられそうだが、本書のような思考の段階も何らかの意義があるのではないかと推測する。活力に満ちた本やエポックメイキングな本だけに価値があるわけではないはずだ。

  • 【内容紹介】「ふわふわ」を正し、じたばたしながら、「くよくよ」を守れ。ポジティブになれない日本人のための試行錯誤論、ここに見参!

    大阪府立大学図書館OPACへ↓
    https://opac.osakafu-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2000958196

  • プラグマティズムという哲学の考え方について、少し詳しく知りたくなって、調べたらこの本が出てきた。章末ごとの参考文献が豊富なところがいい。読んでみて気になる章があったら、参考文献を読んでみてね、とプラグマティズムに関する名著を紹介するための本だ。

  • めちゃめちゃ親しみやすいプラグマティズム入門

    できるだけリアリティある一般庶民の生活や人生に引きつけて説明しようという著者の姿勢に感服した。語りかけてくる話し言葉も、すごいカジュアルで、なんだか親しみが湧く。プラグマティズムについてどれだけ理解が進んだか、自分では分からないが、思いっきり敷居を下げた著者の功績は偉大だ。

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著者プロフィール

1987年東京生まれ。在野研究者(専門は有島武郎)。明治大学文学部文学科日本文学専攻博士前期課程修了。2015年、第59回群像新人評論優秀賞を受賞。著書に『これからのエリック・ホッファーのために――在野研究者の生と心得』(東京書籍)ほか、『貧しい出版者』(フィルムアート社)、『仮説的偶然文学論』(月曜社)、『無責任の新体系』(晶文社)など。

「2019年 『在野研究ビギナーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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