ピナ・バウシュ: 怖がらずに踊ってごらん (ArtEdge)

  • フィルムアート社
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845999941

感想・レビュー・書評

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  •      -2008.05.22

    ルドルフ.ラバン、クルト.ヨースに連なる現代舞踊の大御所ピナ.バウシェの作品世界の軌跡を同伴者的に解説した書。

  • お向かいにいた知的なマダムから譲り受けた。ドイツ人著者の原文もそうなのか、端正な文章で読みやすい。ピナ・バウシュについてはあまりよく知らなかったが、ヴッパタールという地への思い,タンツテアタというものについて、実は静謐なひととなりがくっきりと浮かび上がってくる。

    [more]<blockquote>P105 「いつもヴッパタールにだけいたら,たくさんある作品のレパートリーも,ほとんどが数回の上演のあとで消えてしまっていたでしょう。」「旅によって得た経験,出会った人々、それが私にものすごく多くのものを与えてくれている。」

    P137 彼女は伝統的な意味での上司ではないし,待たそうありたいとも思っていない。今や時代遅れの「座長」という名称が、ダンサーとピナ・バウシュの関係には一番相応しいかもしれない。【中略】ダンサーの多くがピナ・バウシュに抱いている感情はそれゆえかなりアンビヴァレントだ。「彼女は嫌い。そして好き」

    P226 「ピナ・バウシュのタンツテアター」は、ラディカルに民主的なメディアでもあるのだ。

    P228 「怖がらずに踊ってごらん」ーこの副題は直訳では「不安と戦うダンス」というのだが,ピナ・バウシュ自身への、ダンサーたちへの,そして観客であるわたしたちへの語りかけでありつつ、「ピナ・バウシュのタンツテアター」の本質をも表しているだろう。</blockquote>

  • ピナ・バウシュ。
    コンテンポラリーに生きた人。

  • 2011/5/20 参考文献
    2011/6/17 参考文献

  • ようつべでピナ・バウシュの動画を見た。

  • どんなにすごいすごいすごいすごいダンサーなのか。

  • [ 内容 ]
    「不安」と「愛されたいという願望」世界的舞踊家ピナの主題と作品、そして人生最新評伝の決定版。

    [ 目次 ]
    モダンダンスの肝っ玉おっ母
    「ほら、曲芸師よ」
    不安のトンネルをくぐって
    「苦難を通して栄光へ」(ペル・アスペラ・アド・アストラ)
    「まわり道」の質問
    異郷を故郷として
    テーマは変わらず、色合いが変わる
    「ピナなしでは生きていけない」
    みんながピナを求めている〔ほか〕

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • パリでドキュメンタリーを見てから
    彼女についてもう少し知りたくなってしまった。
    ただ誰かが彼女について書いたものを
    舐めるように読むのはどうかと思って心持ち力を抜いてさらう。

    残っているのは「不安」と「愛されたいという欲求」の間の葛藤と、その葛藤の間で決断を先延ばしにする態度について。

    私自身の中にあるそれらについても、少し肯定的に捉えても良い気がした、というか良いと言ってもらえた気がした。

  • ピナ追悼の意味をこめて、買いました。
    同じダンサーとして憧れるし、ピナの軌跡を読んで頑張ろうって思う。
    ダンサー必見の書じゃないかな。

  • ピナ・バウシュ

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