絢爛とか爛漫とか―モダンボーイ版・モダンガール版

著者 :
  • 論創社
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本棚登録 : 17
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784846001520

作品紹介・あらすじ

舞台は昭和のはじめ、登場人物は四人の若き文士たち。本書は、登場人物が全て男性のモダンボーイ版と同じ物語で全て女性のモダンガール版を二篇同時収録。

感想・レビュー・書評

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  • 1人の悩める小説家と、それをとりまく3人の友情を描いたおはなしです。

    主人公の古賀が、夢に向かって一直線に進んでいく男、というわけではなく
    切実に、がむしゃらに夢にしがみついているがけっぷちの男、という設定なのが
    個人的に、とても共感できて。

    無いものねだりでうまくいかないやきもきした気持ちだったり、
    体裁も考えずストレートな気持ちを激しくぶつけるようなところもあったり、
    人間くさくてえもいわれぬ魅力があります。

    そんな古賀を励ましながら、時にすこし距離をおいて見守りながら
    自分たちの人生にも正直に生きていく友人たち。
    この4人の関係性がとてもすきでした。

    大きく何かが変化していくわけではないのですが、
    心情がとても繊細に表現され、感じ取れる名作だとおもいます。

  • 戯曲なので、テンポよくさくさくと読めます。
    モガ版とモボ版の違いが楽しいです。
    女性側視点からいくと、やっぱりモガ版の方がしっくりくるかな?
    ですがモボ版も普通に面白いです。

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