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- Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
- / ISBN・EAN: 9784846001520
作品紹介・あらすじ
舞台は昭和のはじめ、登場人物は四人の若き文士たち。本書は、登場人物が全て男性のモダンボーイ版と同じ物語で全て女性のモダンガール版を二篇同時収録。
感想・レビュー・書評
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1人の悩める小説家と、それをとりまく3人の友情を描いたおはなしです。
主人公の古賀が、夢に向かって一直線に進んでいく男、というわけではなく
切実に、がむしゃらに夢にしがみついているがけっぷちの男、という設定なのが
個人的に、とても共感できて。
無いものねだりでうまくいかないやきもきした気持ちだったり、
体裁も考えずストレートな気持ちを激しくぶつけるようなところもあったり、
人間くさくてえもいわれぬ魅力があります。
そんな古賀を励ましながら、時にすこし距離をおいて見守りながら
自分たちの人生にも正直に生きていく友人たち。
この4人の関係性がとてもすきでした。
大きく何かが変化していくわけではないのですが、
心情がとても繊細に表現され、感じ取れる名作だとおもいます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
戯曲なので、テンポよくさくさくと読めます。
モガ版とモボ版の違いが楽しいです。
女性側視点からいくと、やっぱりモガ版の方がしっくりくるかな?
ですがモボ版も普通に面白いです。
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