蛮幽鬼 (K.Nakashima Selection Vol. 15)
- 論創社 (2009年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784846003319
感想・レビュー・書評
-
ゲキシネ記録です。すみません。
とにかく土門も早乙女さんもさじもよかった!!ちょうかっこいい
特に殺陣が!流れるような動きと力強さが!あざやか!早乙女さんのは無駄な動きがないのに羽が生えたようなんだもの。
稲森いずみもよくて、彼女の王ぶりなくしてはクライマックスに入れなかったよね。
しかし復讐のむなしいことよ、気は晴れないのね。悪い人にはどうすればいいのかね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
劇団新感線の舞台原作本のようです。
舞台しか見たことがないので、是非読みたいです。
今上演しているシレンとラギは、この話をリメイクしたものなんだとか。 -
2011年2月25日読了。
……と、言っても何度目の読了に当たるのか分からなくなるくらいに読み込んだ作品。
今回はDVDの発売に伴い、舞台映像と合わせての読み直しです。
シナリオで読んでいて不自然に感じられた部分が、実際はキレイに修正されていました。
物語は『巌窟王』(原作タイトルは「モンテ・クリスト伯」)をヒントに描かれたある男の復讐劇。
巌窟王にあたる主人公は上川隆也さん演じる伊達土門なのですが、土門の陰で暗躍する暗殺者サジ(演者=堺雅人さん)の存在が凄まじい。まさに怪物です。
哀しい話なんだけど、やっぱり好きだなぁ、これ。そう再認識させられました。 -
復讐の鬼となった男がもくろんだ結末とは…。謀略に陥り、何もかも失って監獄島へと幽閉された男。そこで出会ったもう一人の男。二人の思惑が重なったとき、新たな運命は動き出した。壮大な陰謀が渦巻くなかで繰り広げられる復讐劇(「BOOK」データベースより)
留学先で仲間に裏切られ、輝かしい未来・すばらしい親友・美しい婚約者、すべてを失った伊達土門。収監された監獄島で、サジと名乗る男と出会ったことで、彼の運命は大きく変わってゆくこととなり・・・。
劇団☆新感線の舞台の戯曲本。
舞台の方は、堺さんが新感線に参加ということで楽しみにしていたのですが、文句無しで面白かったです~。
うさんくさい殺し屋役が、大変はまっておりました!
早乙女太一くんの殺陣の美しさも素晴らしかったし。
橋本じゅんさんの道活さまも、アホアホでステキだったなぁ、ぽわわん。
これを読むと、舞台を見たときの興奮が甦りました、ふふふ。 -
ゲキシネ
-
まだDVDが発売されていないので、とりあえず本を登録。
今日、ゲキ×シネで蛮幽鬼を観て来ました。
申し込んでいた初日舞台挨拶があたったので、上川隆也さん登場。
座席もちょうどスクリーンど真ん中が当たったので、まるで舞台を独占している気分。
これまでに観たどの映画・舞台・オペラ・コンサートよりも
面白かったです。
通常舞台をDVD化するとほぼ定点観測状態で平面的にしか見れませんが、
ゲキ×シネは蛮幽鬼では17台ものカメラを駆使し、座席からでは見えない役者さんのアップ映像、
メインの人が演技をしている回りで脇役たちが演技している様子もバッチリ観え、
またさまざまな角度から計算しつくされた編集となっており、
大変面白かったです。
効果音などは追加しているようですので、音響効果の優れた映画館で見ることをお勧めします。
以前にいちど「メタルマクベス」ゲキ×シネ版DVDを購入しましたが、
ただ音がうるさいだけで、自宅で観るにいは適さないなぁと思いました。
舞台を観に行くよりお手ごろな金額で、しかもさらに面白く演出されたゲキ×シネ、今後も楽しみです。
上演時間3時間・休憩アリと長いですが、それも気にならないくらいハマリました。
これを一度観てしまったからには、今後普通の舞台が物足りなく感じるかもしれません…。内容にもよるとは思いますが…。
ゲキ×シネ、もっと作って欲しいです。 -
同名タイトルが劇団☆新感線によって2009年に上演された。
残念ながら、観にいくことは出来なかった。この本を読んでみて、あらためてこの舞台を観ていないことを非常に後悔した。 -
戯曲の感想って書き難いな…。
大陸へ渡った留学生土門は、その地で親友殺しの冤罪を被させられる。陥れたのは、かつての仲間。孤島の牢獄で復讐を誓う土門。そこで出会った一人の男。悪魔の誘いにより、再び動き出す物語。
復讐劇のカルタシス、連鎖反応、転がり落ちる高揚。ダイナミズム、劇的叙情。歴史の渋み、壮大でちっぽけな国と国、生と生。あと、当て書きっぷり。色々な意味でスケールが考えられた話だったんじゃないかと。
誰もが、誰かに、叫んでいたのに、その叫びは虚空へ溶けてしまったかのような寄る辺無さを、物語らしい形で楽しめました。