獲物の分け前 (ルーゴン・マッカール叢書)

  • 論創社
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本棚登録 : 26
感想 : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784846004279

作品紹介・あらすじ

オスマン・パリ大改造計画に乗じて巨万の富と官能美を獲ようと蠢く男女の闘い。ゾラが活写する変革期のパリが織りなす底知れぬ野望。

感想・レビュー・書評

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  • 2010.5.25 読了

  • ルーゴン・マッカール叢書2巻。
    虚しさばかりが残る狂乱の饗宴。
    第1巻で、選択に失敗したルーゴン家の三男・アリスティッドが、故郷プラッサンを去り、パリへ出てサッカールと苗字を変えて、欲望のまま突っ走って、オスマンのパリ大改造を背景に財界でのし上がろうと企み、しかし失敗する話。

    いいとこがあるんだか全然わからない上に、巨悪の貫禄も無いんだけど、なんとなくアリスティッドが憎めなかったりするのはなんで?(笑)
    なんかこううたれても叩かれてもへこたれないというか懲りないところとか、とにかくしぶとい。そういうところは父親より母親にそっくりか?
    …家系樹によると、野心は母似で、欲望は父似で、その欲望が彼の成功をジャマするのか。成る程。

    話は18巻の「金」に続く〜。

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著者プロフィール

(著者)エミール・ゾラ Émile Zola  
1840 年生まれ。フランスの小説家。自然主義を標榜する。
1860年代から出版社アシェットで働きながら、文筆活動を開始。幼少期からの友人である画家ポール・セザンヌとともに、のちに印象派となるグループと交流。マネの作品に心酔し、《オランピア》が非難の的となったさいには擁護の論陣を張る。代表作に『居酒屋』、『ナナ』など。
対象を冷徹な観察で生々しく描写する手法で高い評価を得た。1902年死去。

「2020年 『エドゥアール・マネを見つめて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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