夢想 (ルーゴン・マッカール叢書)

  • 論創社
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本棚登録 : 31
感想 : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784846004293

作品紹介・あらすじ

無意識から意識へと飛翔する愛の白日夢!『黄金伝説』に呼び覚まされた薄幸の少女アンジェリックは…。ゾラが手繰り寄せた死の奇跡。

感想・レビュー・書評

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  • 孤児であるアンジェリックはある田舎町の教会前で心優しい刺繍職人の夫婦に拾われ、養子として育てられる。
    類まれなる刺繍女としての才能を発揮し、幸せな毎日を送る彼女は司教の息子、フェリシアンと恋に落ち結婚の約束をする。しかし、フェリシアンには既に婚約者がいた。彼との結婚が叶わないことであると思い知らされたアンジェリックは、日に日に体調を崩し死へと向かっていく。

    ルーゴン・マッカール叢書の中では珍しくとても幸福な美しい死が描かれていた。常に白に包まれたアンジェリックがまるで天使であるかのような一生を送っていたのがとても印象的だった。こんなにも誰かを愛し、誰かに愛される人生はバッドエンドとは言え、とても美しいものであると言わざるを得ない。

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著者プロフィール

(著者)エミール・ゾラ Émile Zola  
1840 年生まれ。フランスの小説家。自然主義を標榜する。
1860年代から出版社アシェットで働きながら、文筆活動を開始。幼少期からの友人である画家ポール・セザンヌとともに、のちに印象派となるグループと交流。マネの作品に心酔し、《オランピア》が非難の的となったさいには擁護の論陣を張る。代表作に『居酒屋』、『ナナ』など。
対象を冷徹な観察で生々しく描写する手法で高い評価を得た。1902年死去。

「2020年 『エドゥアール・マネを見つめて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

エミール・ゾラの作品

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