- Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
- / ISBN・EAN: 9784846005177
感想・レビュー・書評
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Found Floating
クロフツにしてはいまいちな印象。
クルーズ船内の事件ということであればクリスティの「ナイルに死す」の方が面白かった。
事件とは関係のないパートも多く、あまり気負わず手軽に読んだ方がいい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
クロフツはわりと好きでかなり読んでいるはずだけど、フレンチ警部ものは数が多いし系統立てて読んでないのでどれが既読やら未読やら整理できてない。これは初訳という触れ込みなので安心して読める。イギリスの資産家が体調不良のために事業継承者としてオーストラリアから呼び寄せた係累の若者。突然の闖入者をめぐる家庭内のいざこざがやがて事件に発展する。こういう場合は替え玉が名を騙って乗り込むというのがありがちなパターンだがさて。一族といっても限られた家族内の事件なので、犯人捜しというよりは地中海クルーズの途上でどうやって、という謎にフレンチ警部が挑む。東奔西走超多忙なフレンチが仕事とはいえ豪華クルーズ船に便乗して観光を楽しんでいるところがほほえましい。
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船の描写部分は、飛ばしてしまったけど、そのほかはストーリーに浸り続け、結局、驚きの最終章で終わりました。
事件発生のいきさつを始めとするストーリーの進み方が大好きな展開の仕方だったので懐かしさと心地良さが残りました。
重厚な作品でした。 -
訳がなぜかとても心地よく感じました。
それは出版社が違うせいも若干は
あるのかもしれませんが…
ちなみに事件そのものは
いつものクロフツの作品とは異なっていて
犯人も珍しいことに単数ですし、
おまけに殺される人も一人だけ。
しかしながらこのスケールの小ささで侮ってはいけません。
裏には細かいながらも綿密なトリックが
隠されているのですから。
おそらくなかなか思いつかないと思いますよ。 -
フレンチ警部シリーズの最新訳。内容的には普通。だいたい予想出来た結末でした。