- Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
- / ISBN・EAN: 9784846005573
感想・レビュー・書評
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スイスが戦時中に行ったナチスとの秘密取引をテーマに、暗殺者であり美術修復師の主人公が、天才バイオリニストのヒロインとその謎を追う。そこに、もう一人の暗殺者“英国人”が絡む――。
プロット的、“暗殺物”としては不満(かなり無理な設定)もあるのだが、登場人物の魅力とチューリッヒやコルシカの街の匂いが素晴らしい。ひとまず他のシリーズ作品を読んでみることに。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
続きをずっと読んでいきたいです。テンポもよくて、スリリング!
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【あらすじ】主人公ガブリエルは絵画の修復師。(※修復しません。)
しかし本職はイスラエルの諜報機関の諜報員。
スイスの富裕な銀行家から絵画の修復依頼を受け、チューリヒの邸宅を訪れたガブリエルだが、すでに依頼人は死体に。
実は、もともと修復依頼は隠れ蓑であり、依頼人はモサドとしての彼らに連絡を取ろうとしていたのだった。
ガブリエルの上司兼師匠シャムロンは、なぜ銀行家が殺されたのか、その理由を解明するようガブリエルに命じる。
一方、ガブリエルたちを敵とみなす組織は、コルシカの暗殺組織を通じ、彼らの動きを封じようとする。・・・ ●美術修復師ガブリエル・アロンシリーズの第三弾。ですが前作を読まなくても十分ついていけます。現に私は読んでません。ナチスの略奪絵画にまつわるお話で、ブラック・セプテンバーにも間接的に触れられたりします。キャラクターは、ガブリエル氏よりもタイトルロール(?)の“イングリッシュ・アサシン”の方が立っているので、この英国人がまた出るなら続きを読んでもいいかなあと言う程度。