シャーロック・ホームズの栄冠 (論創海外ミステリ)

著者 :
制作 : A.A. Milne  北原 尚彦 
  • 論創社
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本棚登録 : 38
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784846007447

感想・レビュー・書評

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  • ドイルのホームズがどんなに好きでも、焦がれても、新作が読めない。そんな御仁の気持ちを和らげてウキウキさせてくれるアンソロジーではないでしょうか。和訳して紹介してくれたことに感謝。2015年最後、最高の一冊を読む事が出来ました。

  • パスティーシュからパロディーまで今まで眠っていたホームズ外典を収録!
    冒頭の消えた乗客の話や疲れた船長の話のような本格的なものも面白いがシャーロックホームズの存在をトリックに使った作品群もまた面白い。

  • 真面目なパスティーシュからどたばたパロディまで様々なホームズ短編を集めた本。
    ホームズ俳優として有名なベイジル・ラスボーンの「サセックスの白昼夢」(”Daydream”,1947)がしんみりとしてよかった。サセックスに引退したホームズ?と思われる男性が登場するリドル・ストーリー。俳優なのに小説も書けるなんて多才だったんだなぁ。
    ホームズが近代の捜査に懐疑的で愚痴を言ってたりするのは、自分的にはちょっと違うって思ったけど(彼なら歳をとっても常に最新科学に興味がありそうだから)そこはご愛嬌、過ぎ去った古き良き時代が想われてロマンチックだった。

  • 当たり外れの差が大きかったけど、ホームズのパスティーシュを読んだのが初めてだったから自分には雰囲気がちょうど良かった。

    なにこれ?って思うものもあればファンの心をここぞとくすぐるものもあったり、単純に内容に引き込まれるものもあったり。

    とにかく好きなのは「おばけオオカミ事件」と「小惑星の力学」かなあ。
    前者はホームズの性格がおちゃめによく表現されてて良かった!後者は、最後のホームズへの罵倒がとても深い。教授への印象が変わりました。

    ホームズが好きで広い心で自分の好きな物語を探り当てられる人なら勧められる。けど万人受けはしないかなあ、当然ながら。

  • 『一等車の秘密』 ロナルド・A・ノックス

    『ワトスン博士の友人』 E・C・ベントリー

    『おばけオオカミ事件』 アントニー・バウチャー

    『ボー・ピープのヒツジ失踪事件』 アントニー・バークリー

    『シャーロックの強奪』 A・A・ミルン

    『真説シャーロック・ホームズの帰還』  E・F・ベンスン&ユースタス・H・マイルズ

    『第二の収穫』 ロバート・パー

    『南洋スープ会社事件』 ロス・マクドナルド

    『ステイトリー・ホームズの事件』 アーサー・ポージス

    『ステイトリー・ホームズの新事件』 アーサー・ポージス

    『ステイトリー・ホームズと金属箱事件』 アーサー・ポージス

    『まだらの手』 ピーター・トッド

    『四十四のサイン』 ピーター・トッド

    『疲労した船長の事件』 アラン・ウィルスン
    ある手紙を受け取った直後様子がおかしくなったウェーバー船長。彼の元部下であるベルターという男の姿が船長の周囲で目撃されるようになった。ホームズに依頼がもたらされた直後に起きた火事と事件の関連。

    『調教された鵜の事件』 オーガスト・ダーレス
    ソーラー・ポンズ・シリーズ

    鵜を調教師使って漁をしていた元船長。彼の鵜が拾ってきた防水布に包まれた手紙。暗号に隠されたマジノ線の秘密。ポンズの推理から重大な国際的な陰謀が暴かれる。

    『コンク・シングルトン偽造事件』 ギャヴィン・ブレンド
    ホームズの元に寄せられた文書偽造事件。冒頭のみの作品。

    『トスカ枢機卿事件』 S・C・ロバーツ
    教会でのミサに参加した後死亡したトスカ枢機卿。消えた遺体。ホームズの元に寄せられた依頼。

    『シャーロック・ホームズ対デュパン』 アーサー・チャップマン
    シャーロック・ホームズの元に届けられたデュパンからの手紙。ディパンとの対面。シャーロック・ホームズの推理法に対するディパンの批判。

    『シャーロック・ホームズ対勇将ジェラール』 作者不詳
    シャーロック・ホームズと勇将ジェラールの会話。同じストランド誌に掲載された作品の主人公同士の話。

    『シャーロック・ホームズ対007』 ドナルド・スタンリー
    ベーカー街を訪れた007とM。ロンドンの犯罪を牛耳る男の正体。

    『犯罪者捕獲法奇譚』 キャロリン・ウェルズ
    シャーロック・ホームズ、デュパン、思考機械、アルセーヌ・ルパンなどの名探偵たちの集まり。

    『小惑星の力学』 ロバート・ブロック
    アメリカの老人ホームに住む老人。ヘルパーの女性との会話。彼が描いたという『小惑星の力学』という題名の書籍。

    『サセックスの白昼夢』 ベイジル・ラスボーン
    休暇中にサセックスを訪れたスコットランド・ヤードの警部。宿に滞在する引退した老人との会話。

    『シャーロック・ホームズなんて怖くない』 ビル・ブロンジーニ
    強盗事件の現場にあらわれたシャーロック・ホームズと名乗る男。モリス警部に犯人と疑われる。

  • ホームズもののパスティーシュが集められた珠玉の作品集。王道からひねったもの、茶化したもの、醍醐味ともいえる他の作品の主人公との邂逅&対決などなど、これでもかというくらいパスティーシュの楽しみが詰まっている。資料性も、作品の質も問題なし。
    「一等車の秘密」「第二の収穫」「シャーロック・ホームズなんか怖くない」が好き。

  • ホームズパスティーシュ、パロディ小説です。
    作家陣が凄いです。
    「クマのプーさん」のA・A・ミルンの他に探偵小説十戒で有名なロナルド・A・ノックス、本格ミステリ黄金時代に活躍したE・C・ベントリー、アントニイ・バークリー(彼らの2作品は世界で初の単行本化です)、ハードボイルド界で有名なロス・マクドナルドが高校生の時に発表した処女作のホームズ・パロディ、ヒッチコックの映画サイコの原作でも有名な異色作家ロバート・ブロック 、往年のホームズ役者で有名なベイジル・ラスボーンまでも小説を書いていました。
    日本未公開の貴重な作品もあり、また、ジョークやユーモア溢れる楽しい作品も多かったです。

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A.A.ミルンの作品

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