灰色の女 (論創海外ミステリ)

制作 : A.M. Williamson  中島 賢二 
  • 論創社
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本棚登録 : 27
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (466ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784846007560

感想・レビュー・書評

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  • 行動が愚かすぎる展開。時計塔は最後だけか。
    涙香を読んでみるかとは思う。

  • 幽霊塔を読んだ後だったので内容は知っていたけど面白かった。幽霊塔は黒岩版を書き直したものなので、それを読んでいない私はひとつ飛ばして原作を読んだことになります。幽霊塔を読んだ時は主人公の婚約者が嫌いだったけど、原作では主人公のほうが嫌いになりました。感情描写が多すぎるからかな。

  • 過去の謎めいた殺人と館の秘密と謎の美女。これだけ道具立てが揃っていれば、もっと面白くできたんじゃないかな。基本的に語り手のテレンスに魅力を感じなかったし、叔父のウィルフレッド卿もテレンスや灰色の女が慕うほどいい人には思えなかったので、作中人物に共感できなかった。結局ポーラだけが貧乏籤を引かされたのね。

  • 黒岩涙香が翻案した名作『幽霊塔』の原作。因みに同タイトルで江戸川乱歩が更に黒岩涙香版を翻案しており、人気の程が伺える。
    また、原作が長らく不明だったこと、その原作も、ミステリ・プロパーの書き手ではなかった(ロマンス小説で人気を博した人物のようだ)ことで、本国でも長らく忘れられていた……というのも内容に負けず劣らずミステリアス。
    勃興期の探偵小説らしく、現代的な視線で読むとツッコミ処が多かったりもするのだが、ゴシック風味や青年紳士と美女など、お約束のガジェットてんこ盛りで楽しめた。この時代の探偵小説はそういうお約束な雰囲気を楽しむものだ。
    あまり長くはないが、的確に纏められた解説も一読の価値あり。解説はもっと長くても良かった……。

  • ローン・アベイ館を買い取る計画を持つ叔父アモリー卿の頼みで下見にやってきたテレンス・ダークモア。ダークモアが出会った灰色の女コンスエロ・ホープ。ローン・アベイ館で起きた殺人事件。元の持ち主ハナ・ヘインズの殺害事件。容疑者である養女のフローレンス・ヘインズの獄死。ホープ嬢に嫉妬し家を飛び出すダークモアの従兄弟で婚約者のポーラ・ウィン。何者かに部屋に閉じ込められ虎と対決するダークモアとホープ嬢。消えたポーラ。発見されたポーラの物と思われる首無しの遺体。ポーラが新たに婚約したハナの養子ジョージ・ヘインズ・ハヴィランド。ホープ嬢の秘密を握るトム・ゴードン弁護士。ホープ嬢の過去を追うダークモアに迫る危機。ローン・アベイ館に隠された財宝。ゴードン弁護士とダークモアの取引。

  • 黒岩涙香が翻案し、その後、江戸川乱歩がリライトした『幽霊塔』の原作。
    時計塔のある屋敷、謎の美女、幽霊、暗号、首なし死体、目の光る肖像画など乱歩が好きそうなアイテムがてんこ盛り。ゴシックスリラー全開である。恋にのぼせ上がった青年と秘密を抱えた美女という主役の二人は話をややこしくするばかりで、特に青年の方はまったく好感が持てなかったので読んでいる間中突っ込みまくりだったが、意外にも小説としてはとても面白かった。最初本を開いたときは「字が小さい!」と思ったが、あっという間に読めた。
    次は涙香の『幽霊塔』も読んでみたい。

  • 黒岩涙香の「幽霊塔」の翻案元と聞いて。うーん。ハーレクインみたいな話だな。「幽霊塔」を読んだ事が無いと読む気にはならんだろうなぁと。幽霊塔は黒岩涙香訳だからこそ面白く思えるんだな。後なんか時計塔の仕掛が「幽霊塔」より単純な気が。江戸川乱歩のは読んだ事無いな

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