警官の証言 (論創海外ミステリ 88)

  • 論創社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (355ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784846009113

感想・レビュー・書評

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  • 古き良き時代の本格ミステリ。密室、不可能犯罪、読者への挑戦など、本格ファンには堪らない展開だが、いかんせんのろのろ運転なもので、期待したほどの読書感は得られない。ギアが入れ替わってスピードアップしそうになるのだが、またのろのろ運転に逆戻り。ずっとこんな調子だから、そのゆるい雰囲気に伏線までもかき消され、真相解明になってやっと緻密さに気付くというお粗末さ。

    密室トリック、真犯人については全面支持というわけにはいかないが、推理のプロセスが秀逸で判りやすい。謎の提起からプロセス、解決まですごく好きなタイプなのに、じっくり向き合えないというのはどうにももどかしい。もう少しメリハリがあれば言うことないのに。

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著者プロフィール

本名アーネスト・バジル・チャールズ・ソーネット 英国コーンウォール生まれ。第二次世界大戦中はロンドンの英国政府暗号学校に勤務し、戦後はその後身である政府通信本部で働いた。1968年に引退。1936年にThe Talkative Policemanで作家デビュー。1941年まで8冊の長編ミステリをルーパート・ペニー名義で上梓した。いずれもエドワード・ビール主任警部を探偵役に据えている。ほかに、マーティン・タナー名義の作品もある。

「2019年 『密室殺人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ルーパート・ペニーの作品

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