きみがいた時間ぼくのいく時間 (CARAMEL LIBRARY Vol. 17)
- 論創社 (2010年11月1日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
- / ISBN・EAN: 9784846009656
感想・レビュー・書評
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2010年12月13日読了。演劇集団キャラメルボックスで2008年に上演された『きみがいた時間 ぼくのいく時間』と2010年に上演された『バイ・バイ・ブラックバード』を収録した戯曲集。
『きみがいた時間 ぼくのいく時間』は梶尾真治さん原作の同名小説を舞台化した作品。
舞台も観ましたし、原作もDVDも持っているので内容は分かっているのに、やっぱり泣けました。
『きみがいた時間 ぼくのいく時間』も良かったのですが、本来の目的は併録された『バイ・バイ・ブラックバード』。
今年の春に舞台を観て、その世界に惚れ込み、脚本でも小説でもいい、ぜひ文章になったものに触れてみたいと思っていました。
コスタ症候群という病で記憶を失ってしまった人たちとその家族の再生の物語。
記憶を失ってしまった本人にも、家族たちにもそれぞれの想い、思惑があって、その中で焦りや足掻き、葛藤が生じます。
でも、すべては「守りたい」という思いから。
そして。主要人物以外にも「それはまた別の話」的なサイドストーリーが見え隠れしていて、そこがまたイイと思ってしまいます。
脚本読んで、また観たくなりました。早くDVD発売にならないかなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示