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- Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
- / ISBN・EAN: 9784846010454
感想・レビュー・書評
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江戸の時代小説短編7編。
人情というにはドロドロとしている。しっとりとした深い読後感で、大人の小説だなぁ、しみじみ…って感じ。
7編目「血みどろ絵金」。絵を志して江戸で修行をするも、ただ上っ面だけきれいに整えた江戸の限界を感じた金蔵。ただ自分の絵だけを描き続ける北斎の、貪欲な生き方にこれからの自分の道を見つける。
おのれのために描く絵を探り当てた金蔵は幸せだったのか、そうじゃないのか。
強い風が静かに吹いているような読後感。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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