虐待と親子の文学史

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  • 論創社
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本棚登録 : 23
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784846010645

感想・レビュー・書評

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  • 弁護士の著者が、文学と虐待という切り口で描いている事が面白い。この本の中で触れられている作品の中で興味深い本は幾つか読み始めたり、購入をした。中盤までの明治以前から昭和中期までの内容は読み流す程度だったが、後半は興味深い内容が多かった。自分が育ってきた時代に近いからという理由もあるのだが、経済成長と父親の不在、密着する母親、不倫、自分の欲望と子供を育てる事を天秤に掛けると言う事や家族の崩壊、機能不全家族というものは、複雑な関係であると思う。虐待の表裏には過保護というモノがある。(続きはアマゾンレビューに)

  •  今の時代「当たり前」と思われていることが、むかしから続くことではなかったんだなぁと感じさせられた。
     文学史、なので書かれた作品によるものである(つまりサンプルはある程度の教養のある人によるもの、新聞記事など)。なのでそれが全てとは言えないけれど。

     江戸の時代、親は優しいものであった。
     それはそもそも生き抜くことが難しいからであって、口減らしなんてのはまた別のお話だ。

     明治大正昭和になり軍国主義となるにつれ、「強い父親像」が国によってつくられる。けれども父親達は戦争に出て、父親不在の家庭が作られ、戦後、家庭の有り様は大きく変わっていく。

     昔は強い父親が~というような話は良く聞くけれど、居なかったらしい。
     そして家族というものは・・・・・・なんというか、大変な時代に生きてるな我々
    と思ってしまった。

     当たり前とかあるべきとは考えない方が楽なのかもしれないなと思った。

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著者プロフィール

弁護士。
1985年3月東京大学経済学部卒業、1990年4月第二東京弁護士会登録。1996年9月~1997年9月ルーヴァン・カソリック大学(ベルギー)へ留学。2004年4月明治大学法科大学院専任教授就任(民法担当)。2012年1月日比谷南法律事務所設立(パートナー)。
[主な著書]
『新しい福祉的支援と民事的支援――英国コミュニティケア改革とわが国の社会福祉基礎構造改革』(筒井書房、2000年)、『介護保険サービス契約書の実務解説』(日本法令、2000年)、『これからの権利擁護――「対話」「信頼」「寛容」を築く』(筒井書房、2001年)、『社会福祉法人・福祉施設のための実践・リスクマネジメント』(全国社会福祉協議会、2002年)、『知的障害者の自己決定権[増補版]』(エンパワメント研究所、2002年)、『高齢者の生活・福祉の法律相談』(編著、青林書院、2004年)、『家族と扶養――社会福祉は家族をどうとらえるか』(筒井書房、2005年)、『高齢者福祉サービス事業者のためのQ&A 苦情・トラブル・事故の法律相談』(清文社、2007年)、『家族法――Law School[第3版]』(日本加除出版、2009年)、『成年年齢――18歳成人論の意味と課題』(ぎょうせい、2009年)、『親権と子どもの福祉――児童虐待時代に親の権利はどうあるべきか』(明石書店、2010年)。

「2012年 『権利擁護と福祉実践活動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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