黒い蘭: ネロ・ウルフの事件簿 (論創海外ミステリ 130)

  • 論創社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784846013578

感想・レビュー・書評

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  • 蘭を愛し女性を嫌う美食家の名探偵、ネロ・ウルフの中編作品集。蘭、美食、美女(美魔女)の3篇+エッセイを収録。→

    今作もウルフとアーチーとクレイマーとのやり取りがとにかく楽しい。
    「黒い蘭」はアーチーの思い込みに笑うし、「献花無用」はアーチーの機転に目を見開き、「ニセモノは殺人のはじまり」はウルフたちVSクレイマー(+α)にニヤニヤする。こちらは事件を持ち込むハッティーという美魔女がまたいい→

    アーチー(語り手)の飄々としたスタイルを楽しみながらウルフたちに対してクレイマーがブチギレたり呆れたりするのを楽しむのがこのシリーズの醍醐味だよなぁ、と思ったり。
    あと、巻末のエッセイが良。蘭の栽培のイメージができるようになった。そりゃウルフも黒い蘭見たさに外出するわ笑

  • 昔WOWOWで放送していた時にハマって見てました。訳が読みやすくて、アーチーとウルフとのテンポの良い掛け合いを頭の中で映像化して楽しめました。2巻が出るそうです。楽しみすぎです。それにしても何故ネロ・ウルフは日本では受けないんでしょうか…amazonのレビューにもありましたが、シャーロックホームズは出し過ぎです。どこかで新訳でのレックス スタウト全集を出して下されー

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著者プロフィール

本名レックス・トッドハンター・スタウト。1886年、アメリカ、インディアナ州ノーブルズヴィル生まれ。数多くの職を経て専業作家となり、58年にはアメリカ探偵作家クラブの会長を務めた。59年にアメリカ探偵作家クラブ巨匠賞、69年には英国推理作家協会シルバー・ダガー賞を受賞している。1975年死去。

「2024年 『母親探し』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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