風から水へ─ある小出版社の三十五年

著者 : 鈴木宏

• 論創社 (2017年6月23日発売)

感想・レビュー・書評

[masanori25さんの感想 · 2022年2月13日]

「零細出版社」のリアルを知ることができた。部外者としては、なぜこれで経営が成り立つのか、よくわからないが。鈴木氏のこだわりには共感する。先の見通しは厳しいと思うが。

[chokusunaさんの感想 · 2019年9月22日]

ボルヘスとの握手、再販制破壊の懸念からのAmazonとの取引停止、安原顯との出会いと距離と、何度かの経営危機、紙屋の営業だった時代、など。

[1685jsbさんの感想 · 2017年7月25日]

海外小説ファンの自分にとって著者はとてつもない恩人である。国書刊行会時代から水声社まで、編集者としての氏の仕事がなければ(大げさでなく)随分とつまらない人生になったと思う。安原顯氏や天澤退二郎氏との関わりなど、とても興味深く読んだ。

著者プロフィール

1984年生まれ。山口大学教育学部講師。上智大学大学院総合人間科学研究科博士後期課程教育学専攻満期退学。博士(教育学)。


「2017年 『カントの批判哲学の教育哲学的意義に関する研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」