ピーター卿の遺体検分記 (論創海外ミステリ 277)

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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784846020767

作品紹介・あらすじ

〈ピーター・ウィムジー卿〉シリーズの第一短編集” Lord Peter Views the Body”を新訳。英国ドロシー・L・セイヤーズ協会公認推薦翻訳書!

感想・レビュー・書評

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  •  セイヤーズのシリーズ探偵ピーター・ウィムジー卿の登場する短編集。
     各編、訳者の凝りに凝ったタイトル付けが面白い。

     短編なので展開も早く、「どうしてそんなことが分かるの」と突っ込みを入れたくなるものもあるが、それはそれで楽しめる。


     本書は"クイーンの定員"No76の短編集。
     近年の論創社、ヒラヤマ探偵文庫の刊行により、なかなか読むことのできなかった"定員"の作品も、過半数を入手するところまできた。価格も高くなったが、あまり部数も出ないだろうし、そこは我慢、我慢。

  • 図書館で発見
    通勤の電車の中で読むのにちょうどよかった
    ピーター郷が若くて独身、ハリエット登場前のいい男だったころの話

  • 長編読者なら楽しめるファンブック的第一短編集、妖精時代ということで飄々と!「御前」に一票。お気に入りに寸評■「瓢箪から出た駒をめぐる途方もなき怪談」まさにスピード、バイク好きね「面皮を剥ぐ婆にまつわる理屈無視の逸話」いつものお仲間「不和の種をめぐる卑しき泣き笑い劇」片田舎の怪奇色ある中編で雰囲気系「嗜好の問題をめぐる酒飲み相手の一件」節が全開でニヤニヤ「竜頭に関する学術探求譚」良い関係を築いているようで、甥っ子の成長が楽しみ「顔なき男をめぐる解けない謎」これがベストか「アリババの呪文」未収録(1928年)

  • なにこれ知らなかった。読みたい。
    ピーター卿は全部読んでいるはずだけれど、新しい選集かな?興味ある。

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著者プロフィール

ドロシー・L・セイヤーズ(Dorothy Leigh Sayers 1893–1957)
イギリスの小説家、劇作家、古典・現代言語学者、ディテクションクラブ第三代会長。オックスフォードに生まれる。オックスフォード大学サマーヴィル・コレッジにて現代言語学を学ぶ。長らく女性への学位授与を認めてこなかった同大学で学位を授与された女性の第一世代に属する。1922年から29年まで広告会社でコピーライターとして働く傍ら、Lord Peter Wimseyシリーズを執筆。アガサ・クリスティらと並び、探偵小説の黄金期を牽引する小説家の一人と目される。宗教劇の劇作家として、またダンテのThe Devine Comedyの訳者としても名を馳せた。

「2022年 『ストロング・ポイズン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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