希望を捨てない市民政治

著者 :
  • 緑風出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784846113100

作品紹介・あらすじ

それまで無関心だった私が政治に関わることになったきっかけは、吉野川に巨大なダム=可動堰を造るという国の計画に反対する市民運動でした。この市民運動は吉野川を守りたいという一念から住民投票請求に立ち上がり、議会で否決された後、選挙で自分たちが乗り込むことによって議会構成を逆転し、住民投票を実現させ、最終的に国の可動堰計画を中止に追い込んだのです。この運動の戦略と経緯を、その渦中で体験してきた私が今、確信を持って言えるのは、政治というのは、けっして「変えられない絶望的な現実」ではなく、あくまでも現実を変えるための「道具」であるということです。そんな政治の変え難さの実情と原因を知り、絶望を希望に変えるための、ツボをついた市民政治とはどのようなものか、その要点を考えてみました。

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    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/739172

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著者プロフィール

(株)Tサポート代表取締役
沖縄国際大学沖縄経済環境研究所特別研究員
1966年徳島市生まれ
京都産業大学外国語学部卒
(株)リクルートなどを経て帰郷
平成11~23年 徳島市議会議員
平成12年 吉野川可動堰建設計画に対する住民投票を実施 反対多数で計画は中止
平成23年~ 買い物難民対策のソーシャルビジネス「移動スーパーとくし丸」に従事。現在、プロデュースした移動スーパーが徳島県の人口95%以上をカバーしている
平成29年 鳴門市大毛島に「うずしおゲストハウス」をプロデュース

著作
『希望を捨てない市民政治』2013年、緑風出版
『買い物難民を救え!移動スーパーとくし丸の挑戦』2014年、緑風出版
共著
『民主主義を直観するために』哲学者・國分功一郎氏との対談 2016年、晶文社
『ひとびとの精神史』第8巻、第9巻 2016年、岩波書店

「2018年 『歩く民主主義』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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