鉄道は誰のものか

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  • 緑風出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784846116101

感想・レビュー・書評

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  • 正確性や効率性、乗客のマナーと秩序をほめたたえられる日本の鉄道だが、ほんとうにそうか? 混雑してるし、割高だし、がら空きだったらマナーを守れという放送なんかいらない。電車で「座れる」というのが、なにより鉄道の基本のサービスではないか、という指摘はごもっとも。基本は戦前のままのインフラを使い回ししているため、輸送力付則が根本的に解消されていないから、混雑が緩和できない。p21の「鉄道と道路の設備投資の推移」というグラフは衝撃。鉄道と道路、設備投資額の比率は8:92。鉄道に欠けられたカネは道路のほぼ1/10なのだ。リニアより新幹線の値下げと在来線の詰め込み解消をという提言に、少なくとも東京に住んでいる人は納得するのではないか。「じゃあどうする」というアイデア方向には本書の議論は進まないのだが、カネをかける以外に、あまりいい解決はないということかもしれない。

  • 【新着ピックアップ】10代の学生の頃から通学、通勤と毎日中央線を利用している。
    ダイヤは正確だけど、良く止まる中央線。「あ~またか」と思うだけであきらめきって運転再開を待つ。満員電車にもすっかり慣れてしまって、マナーを守り我慢我慢。
    でも、ちょっと待って!! なぜ、この混雑は無くならないの?マナーってなに?
    電車通学しているあなた!鉄道にまつわる問題を考えてみませんか?
    この本では、データや写真を基に、鉄道に関する様々な問題を提起しています。

  • 朝日書評より。図書館にて

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著者プロフィール

1953年 東京都生まれ
環境経済研究所 代表
1977年 早稲田大学大学院修士課程修了
技術士(化学部門)
1977年~2000年 化学プラントの設計・安全性評価に従事
2002年より法政大学非常勤講師(環境政策)

著書
『乗客の書いた交通論』(北斗出版、1994年)、『クルマの不経済学』(北斗出版、1996年)、『地球はクルマに耐えられるか』(北斗出版、2000年)、『自動車にいくらかかっているか』(コモンズ、2002年)、『持続可能な交通へ─シナリオ・政策・運動』(緑風出版、2003年)、『市民のための道路学』(緑風出版、2004年)、『脱・道路の時代』(コモンズ、2007年)、『高速無料化が日本を壊す』(コモンズ、2010年)、『脱原発の市民戦略(共著)』(緑風出版、2012年)、『原発も温暖化もない未来を創る(共著)』(コモンズ、2012年)、写真集『水と鉄道』(光村印刷、2012年)、『日本を壊す国土強靭化』(緑風出版、2013年)、『原発避難計画の検証』(合同出版、2014年)『鉄道は誰のものか』(緑風出版、2016年)

「2017年 『JRに未来はあるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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