17歳の殺人者

著者 :
  • ワニブックス
3.00
  • (0)
  • (3)
  • (11)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 45
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784847013553

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 368.7

  • 一つの事件の裏の様々な要因が隠れていた。何が悪かったのか一言で語られないもどかしさを感じた。一つ一つの要因が蜘蛛の巣のようにつながって中心に集まった結果がこの殺人だったようだ。
    1988女子高生コンクリート詰め殺人事件
    1994那古野・宮田捻之君殺人事件
    1996大阪・武孝和君殺人事件
    2000佐賀バスジャック殺人事件
    この4つについて主に書いてあった。どの事件にも共通して言えるのは被害者側に対する配慮がどれも不十分だったということだ。少年法では彼らはいっさい情報を得ることができないようになっているらしい(改定前)。この本ではそのことが分かったのが一番大きな収穫であった。

  • 綾瀬女子高生コンクリート詰め事件

    犯人達はただただクズ。

  • 21/9/10 65

  • 主に取り上げられている事件は「女子高生コンクリート詰め殺人事件」です。新聞やテレビでは知りえない残虐の限りをつくした犯人たちの行為にぞっとしました。自分の虚栄のために(かどうかはしりませんが)ここまで、人にたいして凶暴になれるのか私には理解できません。
    犯人それぞれのバックグラウンドを読むと、「もしここでこうなっていればこんなことにはならなかったのでは・・・」と思うこともありましたが、同じような環境におかれても、人を傷つけようとはしない人もいることを考えると、やはりおかしいと思います。
    そのへんのホラーよりよっぽど怖い。
    同じ年齢の子に知ってほしいけど、安易にすすめてよいのか迷いました。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

ノンフィクション作家。「沖縄アンダーグラウンド 売春街を生きた者たち」「沖縄ひとモノガタリ」「誰も書かなかった玉城デニーの青春」など多数。

「2023年 『居場所をください 沖縄・kukuluの学校に行けない子どもたち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

藤井誠二の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×