現代型うつ病予備軍「滅公奉私」な人々 ~蔓延する「めんどくさい・かったるい症候群」の深刻 (ワニブックスPLUS新書)

著者 : 牟田武生
  • ワニブックス (2012年2月8日発売)
3.17
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784847060489

現代型うつ病予備軍「滅公奉私」な人々 ~蔓延する「めんどくさい・かったるい症候群」の深刻 (ワニブックスPLUS新書)の感想・レビュー・書評

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  • めんどくさい・かったるい症候群について知りたくて読書。

    新しい本なので現状に即していて勉強になる。おわりにで東日本大震災を経て大幅に加筆したあるので、時間をかけて書かれていることが分かる。

    新型うつは、この数年、問題になっている。従来のうつ病ではないので、治療が難しくまさに新型。要因は、本人の精神的な幼稚さ、社会性のなさに起因することが多いが、その根本となるのは家庭環境であるとされる。特に母親が自分の所有物かのような異常教育が発達を阻害してしまう一因となっているとも指摘される。

    著者が言う「めんどくさい・かったるい症候群」とは、それに近く、彼らが、不登校やニートになったり、新型うつと呼ばれる症状を発症したりしているという。

    大連でも新型うつ的な人と接してきたので、もしかすると海外の方がより許されてしまう環境なのかもしれない。

    参考になるのは、第5章 「めんどくさい・かったるい症候群」から脱するために
    すでに成人かそれに近い人に幼少期からの教育の対策は手遅れないので、
    173ページからの「めんどくさい・かったるい」若者に、どう対応するか
    を興味深く読むと、
    周りの人や上司の理解と対応方法が有効とある、

    やり取りの事例を見ていると、まさにアスペルガー症候群などの発達障害の人への対応と同じだと言える。親だけではなく、会社の上司や教諭、教師もこんな知識を知っておく時代になっているのだと実感。

    もし、自分自身が…という人への対処方法としては、掃除をして物徹底的に物を処分することが有効だそうだ。これは妙に納得。今日中にささっと掃除しようと思う。

    最初にも書いたが、東日本大震災を受けて書かれたおわりにが共感が持てる。

    読書時間:約55分

    • だいさん
      >会社の上司や教諭、教師もこんな知識を知っておく時代

      適切な対応が必要な時代なのだと思います。
      カネは出すから、皆で何とかしなよ、っていう時代ですよね。
      2014/10/05
    • びあしん慶次郎さん
      だいさん、
      コメント有り難うございます。

      新型うつは、うつ病用的な要素よりも、適応障害や発達障害的な側面の方が大きいと思っています。そのため、理解と接し方が大切なんでしょうね。
      2014/10/05
  • 何となく言いたいことはわかった気がする。
    最近人との繋がりに面倒臭さしか見出だせない若者が多く、その原因は日本の家庭内の人間の助け合いが減って自己有用感が得られにくく「社会」を意識し辛いから。教育現場でも、大人が常に先回りして「これを勉強しなさい」とやるべきことをリストアップし子供はそれを消化するだけで子供の積極性・主体性が育ちにくい環境にある。子供が躓かないようにと親が過保護になると耐性の低い人間が育ち、いつまでも「親が何とかしてくれる」と安易な考えを持ち続けてしまう。そして、自分から動かず「何も教えてくれない」と不満を漏らす大人が出来上がる。
    っていうことらしい。思ったより現代型うつについては詳しいことが書かれて無かったように思う。引きこもり・ニートを現代型うつ病予備軍としているらしい。

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