「ユダヤ人とイスラエル」がわかれば「世界の仕組み」が見えてくる (ワニブックスPLUS新書)

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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784847060557

感想・レビュー・書評

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  • ユダヤ人と周辺国家の軋轢、問題、背景を時系列ではなくテーマごとに解説する。

    詳しい人名や、組織の内情など、若干詳しい部分まで踏み込んでいた。
    最低限の知識がないと、少し分かりづらい。
    テーマが広かったり漠然としてたせいか、中途半端な感じがあった。

  • ○この本を一言で表すと?
     イスラエルとイランの対立について触れた本


    ○この本を読んで興味深かった点・考えたこと
    ・イスラエルとイランの立ち位置について触れられていました。ニュースベースのトピックが多くて初めて知ったこともあったので詳しくなれたように思いました。

    ・イランとイスラエルがそれぞれ相手を相当に意識していること、イランの核問題がイスラエルにとってかなりの脅威として捉えられていることなどが述べられていました。(第1章 イスラエルとイランはいま)(第2章 イスラエルとイランの衝突)

    ・宗教改革のルターがユダヤ人を徹底的に嫌って批判する著作をいくつも出していたのは初めて知りました。イエス・キリストを死に追いやったのがユダヤ人とされ(実際に手を下したのはローマ側ですが)、キリスト教国から弾圧対象になり、十字軍遠征の時に異教徒としてついでのように虐殺されていたというのは宗教上の利害関係があれども悲惨だなと思いました。(第3章 反ユダヤ・嫌ユダヤの衝突)

    ・各地域でのユダヤ人への弾圧の状況が書かれていました。ユダヤ人がユダヤ人を売って小を切って大を採るようなことがあったというのは処世術としては正しいのかもしれませんが、酷い世界だなと思いました。(第4章 第二次世界大戦中のユダヤ人)

    ・どこでも差別の対象になっていたユダヤ人が、その中でも自分たちが活躍できる環境を見つけ、子弟への教育を熱心にやっていたことで成功してきたこと、アメリカという新天地で一気に成功する人が増え、イスラエル・ロビーとして政治に影響を与えるようにまでなったことは、やっていることの善悪はともかくとしてすごいなと思いました。(第5章 「金貸し」のユダヤ人)

    ・モサドの暗殺ぶりがかなり露骨ですごいなと思いました。聞いたことはありましたが、イスラエルへ攻撃してきた国家・集団に対し、徹底的に暗殺を続けることで手を出しにくくするというのは、かなり思い切った手段だと思いました。(第6章 イスラエルの過激集団)


    ○つっこみどころ
    ・かなりひどい構成で、短文が羅列されていてまとまりがなく、非常に読み取りづらかったです。他の章で書かれたことがそれほど意味もなく重複して何度も書かれているところが散見されました。同じ著者の別の出版社から出ている本を読んだ時はそのようなことは思わなかったので編集者が悪いのでしょうか。

    ・タイトルの割にイランのことばかり触れていたように思いました。著者の他の著作では中東の各国について触れていたので、そちらの方が近しいのかなと思いました。

  • イスラエルの軍事力だけでは人口8000万ちかくのイランを軍事的に制圧することはできない。そのためアメリカもイラン戦争に参加しなければならない。

    4世紀までにユダヤjンは彼らよりも数的に上回るキリスト教徒が生活するところで蔑視の対象となっていった。キリスト教がローマ帝国の公式の宗教に採用されて以来、反ユダヤ感情は深刻なものになっていく。

    ユダヤ人が金貸し業に従事することが許されたのは、カトリック教会がその信徒に金貸しで利子をとることが罪だと強化していったから。その結果、強欲というイメージがつきまとっていた。

    ポーランド人にとってユダヤ人問題はさほど関心があるものではなかった。そのためドイツ侵攻前、ユダヤ人は比較的平和な生活を送っていた。しかしドイツ軍が侵攻するとユダヤ人の財産没収を行い、ポーランド人にも略奪に参加させ、あたかもポーランド人が略奪を行ったように仕向けた。

  • 著者ご本人からの紹介

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著者プロフィール

現代イスラム研究センター理事長。1955年生まれ。慶応義塾大学大学院文学研究科史学専攻修了。UCLA大学院(歴史学)修了。専門は現代イスラム政治、イラン政治史。著書『現代イスラムの潮流』(集英社新書)『中東イスラーム民族史』(中公新書)『アメリカはイスラム国に勝てない』(PHP新書)ほか

「年 『集団的自衛権とイスラム・テロの報復』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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