逆境を乗り越える技術 (ワニブックスPLUS新書)

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レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784847060724

作品紹介・あらすじ

苦境脱出のために必要なのは精神論ではなく、リアルな"技術"である。まさにその真っただ中にいる石川氏が、逆境を乗り越えてきた佐藤氏に生き残るために何が必要なのかを問いかける。今、苦境に陥っている人へのリアルなアドバイスが満載。

感想・レビュー・書評

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  • いつもながら勉強になることの多い佐藤さんの話だが、以下、佐藤さんも賛同している石川さんの発言は、本当にそうしないといけないよな、と思う。なかなかできないのだが。
    「大切な友達がたいへんなことになっていると思ったときには、連絡してあげるって大事ですね。・・・・・・殆どの場合、素直に「ありがたい」と思うものです」

  • 若いころの苦労は肥やしになるというのは半分正しい。それは自分のではなく、他人の肥やしになるんだ

    われわれの最終的な目標は、長生きすることで自分の人生を次世代につないでいくこと

    自分個人が組織と戦っている場合は、絶対に勝てないのだと認識すべき

    何が問題かを書き出してみるべき

    すべての出来事、すべての行為には、定められた時がある

    プライドを捨てないと破滅することがある

    説明してしまうとこちらの防御の手の内を明かすことになる

    年をとればとるほど、その一年というのは、それまでの人生という分母が大きくなるから、スピードが早くなる

    兵器とむすびついた製造業のかっちりしたところはつぶれない 三菱重工 川崎重工

    どこでプライドをすてるかというと、住居ですてなくてはならない

    自分で動かないとだれも助けてくれない

    民族とナショナリズム ゲルナー

    英語 プライドを捨てて、習得していないレベルまで戻る

    族譜 李朝残影 梶山季之

    想像の共同体 アンダーソン

    柄谷行人 近代文学の終わり

    独裁者のためのハンドブック

    マルセル・モース 贈与論
    人間というものは贈与されていると返したくなる。それで帰すことができないと力関係になる

  • 筋を通すというのは自分のためにも大切なことです。
    佐藤さんも石川さんもやっていないことで起訴されて酷い目にあってます。
    そこで最後に自分を守ったのはやってないものはやってないと筋を通し取引をしなかったことやと思います。
    ただ言うは易しで実際その場面に追い込まれた時できるかは疑問です。

    あと言葉と文化の大切さがわかります。
    言葉を捨てさせられることは文化を捨てさせられることです。
    英語を公用語にとかいう意見も聞いたことがありますが英語で日本の文化を伝えることは不可能でしょう。
    まあ英語知ってるに越したことはないですがそれ以上に日本語を勉強したいと思います。

  • 逆境は誰にでも起こりうる。本書は逮捕というとてつもない逆境を乗り越えた佐藤優と石川知裕が、逆境に陥ったとき、或いはそもそも逆境に陥らないためにいかに振る舞うべきか、対談形式で論じたもの。
    本書には二人の経験知に基づいた様々なアドバイス(的なもの)が書かれているが、やはり大事なのは逆境に陥ったときにいかに冷静に状況を分析するかにかかっている気がする。そしていかに自分の陥った逆境から抜け出すためのストーリーを構築するか、本書の最後に書かれていたのはそんなことだったと思うのだが、この部分がとても印象的。なるほど、そう考えると古典や小説におけるストーリー展開や論理は、自分自身のストーリーを構築する、或いは創造するために役立つものなのかもしれない。

  • S304-ワプ-117 300374790

  • か20150908

  • 逆境編と平時編の二部構成。
    組織対個人に落とし込まれたら組織と戦わない。逆境でプライドにしがみつかない。しかし,譲れない部分は守り切る。
    平時は自らの価値をいかに高め維持するかを俯瞰的に捉えて行動することが肝要。

  • 技術論ではなく精神論。が、逆境を経験した2人の対談には含蓄がある。人生で追い詰められた時に、スポーツ新聞の求人欄に応募する覚悟・気力がない人間は自殺するしかないんだろうな。自分にはその覚悟も気力もないので、逆境には弱い人間である事を思い知った。結婚相手に選ぶなら、イザという時にはスポーツ新聞の求人欄に応募する覚悟・気力がある人間を選ぶべきだろう。

  • 佐藤優氏と石川氏との対談本。

  • 対話形式。陸山会事件で逮捕された石川知裕と、お馴染み佐藤優。共に国策捜査で捕まった二人。中身は面白い。しかし、視点が物足りない。

    つまり、本著は逆境を軸に広がる対話だが、この二人の逆境の切り口が、逮捕、国家、鬱病、政治、外交。これは、一般的に求められる逆境とは感覚が違う。無理やり一般化できない事もないし、本著でもそれを試みるがやはり感覚的には遠い。

    読みきるのに時間もかからないし、読んで損は無い。しかし、読み手の立場にもよるが、期待とは異なるかも知れない。

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著者プロフィール

作家・元外務省主任分析官。1960年東京都生まれ。85年同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。在ロシア連邦日本国大使館勤務等を経て、本省国際情報局分析第一課主任分析官として、対露外交の最前線で活躍。2002年背任と偽計業務妨害罪容疑で東京地検特捜部に逮捕され、512日間勾留される。09年、最高裁で上告棄却、有罪が確定し外務省を失職。05年発表の『国家の罠』で第59回毎日出版文化賞特別賞を受賞。翌06年には『自壊する帝国』で第5回新潮ドキュメント賞、第38回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。

「2018年 『宗教と生命 シリーズ:激動する世界と宗教』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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