江戸の食卓に学ぶ - 江戸庶民の“美味しすぎる”知恵 - (ワニブックスPLUS新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784847060830

作品紹介・あらすじ

世界無形文化遺産にも登録された「和食」のルーツは江戸時代にあった!庶民のおかずとして発展した、粋でエコでヘルシーな「江戸料理」を、『蔦重の教え』ほかで人気の時代小説家が徹底解説!江戸料理の発祥、江戸っ子たちの食生活、蕎麦、鰻、寿司、天婦羅など、当時世界一発達していた外食産業、グルメガイドやレシピ本の隆盛ぶりなど、貧しくても豊かだった「江戸の食」の魅力を伝える一冊。手軽にできる江戸料理再現レシピ25つき。

感想・レビュー・書評

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  •  切れない包丁は味を台無しにする。割烹とは切るが主で火はあくまで従である。高温多湿な地域で無謀にも生ものを食べるなら、味噌汁で腹中を温めおだやかにくつろげ毒を消し、納豆で腹中を整え食を進め毒を消そう。上から見下ろす西洋料理は絵画的で、斜めに見下ろす日本料理は立てたり寄せたり建築的に盛りつける。葉っぱを鍋に見立て、紙も石も雪も器にする。

    『現代と異なり、江戸の鰹出汁はじっくり煮出して取るものでした。大量の鰹節を使い、水量が70%前後になるまで煮詰め、えぐみも旨味とばかりに、濃く出していたのです。そして、そのえぐみを野田や銚子(千葉県)で造られる濃口醤油で中和させ、メリハリのある味に仕上げていました。』49頁

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プロフィール

くるま・うきよ 時代小説家。江戸文化研究家。
江戸文化のなかでも、特に浮世絵と江戸料理に造詣が深い。大阪出身。
大阪芸術大学デザイン学科卒業。映画監督・新藤兼人氏に師事し、シナリオを学ぶ。
現在はテレビ、新聞、雑誌などで江戸文化や江戸料理に関する取材に応えるほか、セミナーや講演も多い。
近著に、時代小説『蔦重の教え』(飛鳥新社)、『季節を味わい体が喜ぶ 江戸おかず 12ヵ月のレシピ』(講談社のお料理BOOK)、
監修書に子ども向けの落語本『体験! 子ども寄席』(偕成社)全5巻がある。
ビジネス情報サイト、ダイヤモンド・オンラインで「旬を楽しみ、身体が喜ぶ江戸料理」を数年にわたって連載中。みずから料理製作、撮影までこなしている。
日本ペンクラブ会員。国際浮世絵学会会員。シナリオ作家協会主催第18回大伴昌司賞受賞。
http://kurumaukiyo.com

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