アニメが地方を救う! ? - 聖地巡礼の経済効果を考える - (ワニブックスPLUS新書)

著者 :
  • ワニブックス
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784847060960

作品紹介・あらすじ

アニメ作品の舞台となった場所、そのモデルとなった場所あるいはロケ地などをファンたちが訪ねる「聖地巡礼」。ファンたちが生み出したこのムーブメントは、さまざまな自治体、商工会、商店街を巻き込んで、地域振興の起爆剤となっている。『中韓以外みーんな親日、クールジャパンが世界を席巻中!』の著者が地道に積み重ねてきたフィールドワークをもとに、製作サイド、地元、ファンの三者のハッピーな協力体制で成功した事例、あるいは失敗した事例を検証。「聖地巡礼」という名の「アニメまちおこし」がさらに地方を活性化していく可能性を探る。

感想・レビュー・書評

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  • 689-S
    閲覧新書

  • <閲覧スタッフより>

    --------------------------------------
    所在記号:689.4||サカ
    資料番号:10233869
    --------------------------------------

  • 2016年6月時点までの、アニメ中心のサブカルコンテンツによる地域振興事例本。

    記者出身ということで、学問的・定量的分析は弱い感が否めない。

    視点を変えて、事例集の目印として使うと活きると思う。

  • 【由来】
    ・図書館の新書アラート

    【期待したもの】
    ・経済効果、というのがきちんと分かるのであれば

    【ノート】
    ・しまった、久々の駄作。内容的にはネットで調べられることが多い。本書の導入部で、自分はアニメマニアではないと前置きしているまではよいが、「別の視点を提供できる政治学の人間が、しかも新書で書くのは、意味があると思う」とは、どういうポーズなのか。自分がサラッと読んだ限りでは、それにつながりそうな部分は、最後の方で2〜3行、とってつけたように出てきた「日本政府の責務である」文章ぐらいだった。

    ・また、自分は学者畑ではなく記者あがりであり、だからこその「現場感覚や皮膚感覚」について「自負している」らしいが、これはどうやら、単に自分が「皮膚感覚」で感じたことをそのまま「現場感覚」としてお伝えするという意味合いらしい。例えば「さらに主人公たちがギターを買った楽器店『10GIA』のモデルとなった三条通り商店街の楽器店『JEUGIA三条本店』は、学生や生徒の来店が増えて繁盛したようだ(P220)」とあるが、これが憶測なのか、店員にヒアリングを行った程度なのか、それともきちんとJEUGIAさんの売上数字をおさえたものなのか分からない。多分、1番めなんだろうけど。
     また、記者あがりなら、こういう文章も許されるのかね。「『アニメ聖地巡礼』の期限は(中略)日本のファンが殺到したことに求めれる。(P41)」 思わず吹いたんで、楽しませていただいたと言えなくもないのだが。

  • 2017.03.30 よく調べられていて、アニメツーリズム(聖地巡礼)の実態をぼやっ~と理解することができる。面白いことは面白いが、なかなかコントロールすることが難しく、また規模もそれほど大きいわけではない。このあたりをどう捉えるかが1つのポイントかなーと思う。

  • よくも悪くも先駆的な本。ただ、事実を羅列しただけ。

    聖地巡礼ということ云々以前に、聖地なるものが、ロケハンが可能な所は、ある程度交通網が発達していて、東京や京都などの制作会社がある所から日帰りないし1泊程度で帰ることができる場所であるということを見ていない。

    最後3頁の唐突な中国批判の部分だけが、面白かった。

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著者プロフィール

1966年石川県金沢市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、台湾大学法学研究科修士課程修了。共同通信社記者を経て、台湾・新境界文教基金会専門研究員。現在、公立小松大学国際文化交流学部准教授。主な著書に、『台湾入門 増補改訂版』(日中出版)、『日本のアニメはなぜ世界を魅了し続けるのか―アニメ聖地と地方インバウンド論』(ワニブックスPLUS新書)、『この国のかたち2020』(エムディエヌコーポレーション)等。訳書に李筱峯『台湾・クロスロード』(日中出版)、陳明仁『台湾語で歌え日本の歌』(国書刊行会)等。

「2020年 『知られざる台湾語文学の足跡』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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