- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784847094026
作品紹介・あらすじ
仏教の最も古い経典を猫が完読。猫目線の解釈で語りはじめた-。人生は心配ニャイの連続だ!猫×ブッダの「考え方」があれば、もう悩まない。
感想・レビュー・書評
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仏教の最も古い経典を、猫目線で解釈します。
猫とブッダという視点で書かれた本です。
ただ、ブッダは欲望をすべて否定しているわけではなく、仏教は「少欲知足」という教えを大事にしていますね。欲は少なくして足る(満足)を知ること。小さなことにも喜びを見つけ、いまこうして自分がいることに感謝して生きていけばいいんです。
中国の思想家・老子さんも「足るを知る者は富む」ということばを残していますよ。欲ばらずに、足るを知る者こそ心は豊かになる――。快楽と物欲ばかり追っている現代の人たちこそ、こうしたことばを忘れちゃいけニャイですね。 ー 57ページ
「聞こえてくる自分への悪口や批判、逆に称賛の声やおべっかなど、自分の評価に関わることばに対して、人は過敏に反応しがちです。フェイスブックとかいうネット上の書き込みでは、「いいね!」の数をいちいち気にする人も多いそうです。
そんな世間に対しブッダは、「自分への評価になど頓着するな。過去にも現在にも未来にも、非難ばかりされる人も、称賛ばかりされる人もいないのだから」と言っているのです。いわば無頓着のすすめですね。 ー 61ページ
「ゾウとは根っこのようなもの」と信じる人に対し、「ヘビのようなもの」と信じる人が「ばか、お前の考えは間違っている」と罵ったら、これはケンカになるでしょう。ブッダは、真理を見ることのできない者に対しても、愚か者呼ばわりしたり不浄だなどと罵倒してはだめだ、敵視してはだめだと戒めています。意見が違って対立しても敵みたいな扱いをするニャということ。これもいい教訓にしたいですね。 ー 139ページ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ごめんなさい、買ったのですが納得できない部分が
あって途中で読むのをやめました…。
「人を愛するな」というのが特に…。