スーさんの「ガリガリ君」ヒット術

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  • ワニブックス
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レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784847094750

作品紹介・あらすじ

ガリガリ君が売れたのには秘密がある。国民的ロングセラーをつくった一生分の経験値を凝縮!

感想・レビュー・書評

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  • 国民的ロングセラーを記録するアイスの「ガリガリ君」を開発した赤城乳業役員の鈴木政次氏がヒット商品を生み出す秘訣や社会で生き抜くためのメッセージが書かれた一冊。

    安くて、美味しくて、大きくて、当たり付きという発売当初は画期的な商品だったガリガリ君の開発者が当時の状況や様々なフレーバーを販売するガリガリ君の開発の裏側や誕生秘話も知ることができました。

    人生の年代別のポジショニングやリーダー論や昼食抜きやネーミングは7文字以内など著者の人生経験から得た人生訓や商品開発のポイントなどは非常に勉強になりました。
    そんな本書の中でも学生、社会人、管理職とそれぞれで使う脳の場所が違うことは意識したことがなかったので非常に印象に残りました。

    幾多の失敗を重ねてきて現在アイス市場で唯一無二の存在になったガリガリ君を代表するアイスを提供する赤城乳業で開発の最前線でやってこられた著者の仕事に対する考え方やモチベーションを保つ秘訣などは自分の人生においても役に立つものだと感じました。
    考え、挑戦することで未来を拓いていくことができると感じた一冊でした。

  • ヒット商品の裏には、名プロデューサーあり。
    ヒット商品の裏には、たくさんの「失敗」あり。

    一朝一夕で「ヒット商品」は生まれないんだということを改めて痛感させられます。
    でも、成功のメソッドはあるんだな、ということを垣間見ることができる一冊です。

    「ガリガリ君」の歴史を改めて振り返ると面白い。(昔、どんなキャラクターだったか思い出せますか?気になる方は、Googleで画像検索してみてください。笑)

  • わかりやすい、の一言。ネガティブなことを引きづらないこと、ポジティブに転換するすべを持つこと。

  • ガリガリ君の開発秘話のようなものを期待していたら、思いのほか社会人としての処世術の話が多かった。
    ※もちろん開発秘話も語られている

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    <自分らしく働く>

    ■笑顔でYES、心でBUTが社会や会社に馴染む道

    社会は価値観の異なる幅広い世代とコミュニケーションを取らなければならない
    時には自分の価値観を押し付けてくる人も居るが、
    「正しいのは私だ」と心の中で思っているようにする=自身を無くさずに済む

    ある程度の全体感が掴めた時点で意見を言える関係性づくりをしていく
    ⇒ガリガリ君の「コーンポタージュ味」を手掛けたのは入社2年目の若手社員


    ■時代を読み、変化して行くこと

    「コーンポタージュ味」は、
    TV番組で芸人が「コンポタ嫌いなやつって居ないよな」と呟くのを聞いて思いついた

    CMやTV番組を見るのも勉強になるが、
    違いは何だろう、と漠然ではなく能動的に情報として取り入れると時代を読めるようになる

    ガリガリ君のヒットも、
    「まもなく小売店に代わってコンビニが来る」と予測した当時の井上社長の一言から


    ■社会で求められるのは問題発見能力と問題解決能力

    何かを生み出すには「問題を発見する能力」と「想像力」が求められる

    いろいろな情報に触れて、気になったものは自分の中にストックしておく
    するとある瞬間に情報が結びついて「これだ」という瞬間が来る

    ガリガリ君は当時流行していたカップアイス=両手が塞がる事から開発された
    ゲームや本に触れながらアイスを食べられるワンハンドアイス、という"問題を解決する"商品


    ■短所と長所は紙一重

    評価は人が勝手に決めている事で、自分は自分
    過去を変える事はできない
    短所も長所も自分だと思える人は、物事を大きく構えられてスケールの大きな人になる


    【ヒット商品の本質】

    ■逃げ道を閉ざしてゾーンに入る事がヒット商品を生むコツ

    ガリガリ君の初回フレーバーを決めるにあたって従来のヒット商品の味は"使わない"と決めた
    そこでひらめいたのは、「歴史を紐解く事」⇒長く愛されているラムネを元に"ソーダ味"ができた

    逃げ道を閉ざす事や今あるものの"否定"は新しい事に繋がるチャンスを生む


    ■企画を通したい時に伝えるべき6つのポイント

    1.なぜその商品を作ったのか、理由と背景(市場の問題点)
    2.その商品の特徴(問題点の解決)
    3.どんなお客様をイメージしているのか
    4.原料はどんな点にこだわっているのか
    5.デザインのポイントは何か
    6.ワンポイント・セリング・メッセージ(=セールスポイント)は何か

    ex)ガリガリ君
    1.娯楽が増え、遊びながら食べられるアイスが求められている
    2.ワンハンドアイスなので本を読みながら、遊びながらでも食べられる
    3.元気に遊び回る子ども達に食べてもらう
    4.ほかのアイスメーカーが使っていないソーダ香料をつかう
    5.空や海をイメージした"ガリガリブルー"
    6.しかも他のワンハンドアイスより5割増の大きさ


    ■ネーミングは7文字以内が売れる

    ・「ガリガリ君」「ガツンとみかん」など
    ・形容詞や一般名詞は避けた方が良い(=真似されないため)

    ガリガリ君は当初”ガリガリ”だったが、
    人の名前のように固有名詞にした瞬間から個性が生まれ、愛着が沸き、覚えてもらえるようになった


    【仕事を楽しくする極意】

    ■情報をくれる人がどんどん集まる極意

    情報を貰える人を関連する各業界に3人ずつ人脈をつくった
    ⇒3人が同じ事を言えば、信憑性が高いという事に

    情報が集まるようになるには、人が持ってきた話に耳を傾けること
    「この人はちゃんと話を聞いてくれる人だ」という認識が、次の情報を引き寄せる


    ■仕事を楽しむ3つのコツ

    1.常に新しい事にチャレンジすること
    2.常識を真逆に考えてみること
    3.誰かが喜んでくれる姿を想像すること


    【真のリーダーと言われる為の心構え】

    ■部下を育てる時の"任せるポイント"

    1.「一から十まで全て任せる、口出ししないよ」と幅を「全て」にすること
    2.意見を求められた時にヒントやアドバイスを提示する事
     ⇒こういうやり方もあるよ、と選択権や決定権はあくまで部下に委ねる
    3.「やってみてごらん、責任は持つから」と責任の所在を明らかにすること
    4.肩書き・ポジションを与えること
    5.報告する仕組みをつくっておくこと

    「任せる」「託す」ことで部下はどんどん成長し、結果として強い組織ができる

  • ガリガリ君開発者の著者。商品開発の現場に携わり、テクニックや理論ではなく、経験から来る素朴で実直で、実践的な話だ、と思いきやシュタイナーも読まれているとは恐るべし。
    ガリガリ君ソーダ味、食べたことないけど、食べたくなった。

  • Azabu

  • ガリガリくんを開発した赤城乳業の鈴木政次氏が著した仕事の極意。
    仕事を楽しくする方法や、ヒット商品を生み出す方法などを、読みやすい易しい言葉で書いているので、高校生でも読みやすいと思う。

    仕事に行き詰まったとき、つまらないな、やりたくないなと思った時に読み返すと、やる気が出てくる。


    「今日はひとつ学ぼう。何とかなるさ」のひとことが、苦しい心を軽くする。

    この言葉は、心に刻んで、もし行き詰まったら思い返したい。

  • こうして本になると、「特に何?」という項目ばかりですが、ご本人が講演で語るとすごい説得力があるのだろうな、と容易に想像できます。

    あきらめないこと、柔軟に発想すること。それを許す組織を作ること。

  • 図書館の新刊コーナーで目をひいたので借りてみました。
    (実はあまりガリガリ君を食べたことがないのですけれど)

    ガリガリ君の生みの親の鈴木さんの仕事の指南書。
    新人~管理職向けですが、特に若い人向けでしょうか。
    スッと読めました。
    私は今開発の仕事ではないですが、他の仕事にも通ずるものがあると思います。
    また、大事なことは何度も繰り返されて、「おわり」のところにもまたまとめられてました

  • 国民的アイスであるガリガリ君がどのように生まれどのように成長してきたか。

    ガリガリ君の生みの親の仕事の取り組み方の指南書です。

    全てが順風満帆ではなく沢山の失敗をしてきた著者のサラリーマン道は力強さと説得力があります。

    本書の中でも何度か出てくる災いと幸福は表裏一体であるという意味の「禍福は糾える縄の如し」という言葉につきる一冊です。

    ちなみに蛇足ですが私はガリガリ君はあまり好きじゃありません(笑)

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