マスメディアの罪と罰

  • ワニブックス
3.71
  • (1)
  • (3)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 37
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784847097652

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 保守派の論客で知られる高山正之さん と阿比留瑠比さんという、産経新聞OB と現役による著作。

    第二次世界大戦前からアメリカを中心に日本に対して行われてきた工作を掘り起こし、マスコミがいかにそれに追従してきたかを暴露していく。

    アメリカが仕掛けたWGIP。これ は日本だけでなく、アジア各国にも仕掛けられていた。日本が欧米各国からアジアを開放したのではなく、侵略者であると歴史をねじ曲げたことを暴露している。アメリカの奥底に潜んだ、非白人・非キリスト教国家への蔑みを、暗躍とともに暴いている。

    さらにそれをベースに、新聞の歴史を発刊した明治から遡り、どのようにその論調が変遷していったかを、朝日新聞をベンチマークにして論じている。同様に、ニュースの配信元である共同通信や反日前提の日本メディア、さらには最近左翼化が顕著になってきた欧米メディアまで、縦横無尽に論じている 。

    ある程度知識としては知っていたが、この2人の博覧強記にはとてもかなわない。 知らなかった、第二次世界大戦とその裏側の真実。日本人必読の書である。

  • 日本だけでなく、アジアでもWGIPは行われていた。
    第四の権力がマスコミであるなら、そのマスコミもまた、牽制される必要がある。

    安倍前首相が、明確に朝日を批判していたのは知らなかった。当然、つけ狙われていたのはそれもあったんだろう。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1942年東京生まれ。ジャーナリスト。1965年、東京都立大学卒業後、産経新聞社入社。社会部デスクを経て、テヘラン、ロサンゼルス各支局長。1998年より3年間、産経新聞夕刊一面にて時事コラム「異見自在」を担当し、その辛口ぶりが評判となる。2001年から2007年まで帝京大学教授。『週刊新潮』「変見自在」など名コラムニストとして知られる。著書に『韓国はどこに消えた⁉』 (ビジネス社)、『変見自在 バイデンは赤い』(新潮社)など多数。

「2023年 『騙されないための中東入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高山正之の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×