- Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860110970
感想・レビュー・書評
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※図書館
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すごかった。
まさに集大成。
日本SFの歴史が凝縮されてると思う。
こういう本を読んでいると、読みたい本が増えて困る。
いや、別に困らないけど。
でも自分はまだまだSF者とは名乗れないな―と痛感。
こういう本で、ファンタジィに注視したものが欲しい。
雑誌でもファンタジィ特化型の雑誌があれば定期購読するのに! -
本の雑誌の採録が中心ですが、それでも SF についてその時々での最新の話題が話されているわけですから、大変に資料価値が高いのではないかと。
ま、そんなところを見なくとも、語り口が楽しいのでよいのですが。(^^;
他とはちょっと違った目線のオールタイムベストとか、ジャンル別ベストとかも、これから SF を読みたくなったときに参考になりそうです。 -
オールタイムベスト100目当てに図書館からレンタル。
100冊のうち、既読は14冊。コードウェイナー・スミスの17位が嬉しい。『デカルトの密室』『涼宮ハルヒの憂鬱』のランクインは意外。対談の様子を見る限り、選考自体は結構いい加減かも。
残りのページは、サラッと流し読み。 -
SF本の雑誌というか、SFファンの雑誌ではないか! いや、SF・本の雑誌だから別にいいですね。最近、人に自分が読んだSF小説を勧めると、SFって、マニアックだねぇと言われ、いやいやそんなことはない、あれもSFこれもSF、ぜんぜんマニアックなもんじゃないよと返していましたが……、SFってすごくマニアックな気がしてきました! まあ一般的なイメージはともかくとして、それだけ引力を備えているということです。
本書については、SFについて最近やっと力を入れて読みはじめたものの、本の雑誌もあまり読んでいない不届き者(といってよいのか?)なので、それほど思い入れは感じず。が、しかし、とにかく熱量がすごい。(偉人伝とか読んでると)SFファンがなんか別の生き物に感じられるくらい。なんでそんなにSFに突っ込むの、という疑問がたびたび浮かんできては、その勢いを前にして、そんなことはささいなことだ! という気分に読んでるうちになってくる。
大森・鏡・風野のお三方が決めたSFオールタイムベスト100については、そのうち16冊しか読んでいませんでした。ええ、まだハイペリオン四部作も新しい太陽の書も本棚に眠っていましてね、いつ起こそうかと迷っているところです(生きてるあいだには読もう)。あとライトノベル方面の傑作についてはまだライトノベルそのものにほとんど手を出していないので(ここで手を出すべきだ、と無意識に思っていましたら、SF者として認められましょうがそんなことはなく)、全く読んでいません。まずはディレイニーやらスタージョンやらジーン・ウルフやらル・グインを読んでみようと考えておるのです。ウェルズもヴェルヌも読んでおりませんゆえ、ライトノベルのSFを、傑作であれ読むなどいつになりましょうか。って、「みんな」このオールタイムベスト100冊(以上)読んでるんですか!? 沢山いそうで恐ろしい。
でもブックガイドがあり、ブックガイドのブックガイドもあり、なかなかSFを読むのをやめるのは難しそうです。だってどれも面白そうに見えるんだもの。きっと沢山読んで、自分にとって大事なお話が見つかったときに、あとの9割はクズだったとわかるんでしょうね。宝物ができるのは良いことです。 -
●かつて『本の雑誌』に掲載されたSF記事をまとめたもの。
リアルタイムSF時評またはランキングを求める向きにはお勧めできません。
なんせ古い記事は1970年代ってどんだけ古代だよ! 昔を懐かしむには最適。
1982年の文庫SFランキングが筒井康隆と栗本薫とほか新井素子と海外作家達でうわああと思いましたとさ。
つか、グインサーガってSFカテゴリだったんですか・・・・・知らなかったわあ・・・・・。そして銀英伝もSFてかんじがしないの・・・・・・・・・ガクリ。
●で、『万物理論』をすっかり忘れ、いまだにクラーク御大の『楽園の泉』が面白かったと主張する自分は何を読めばいいですか??←や、『万物理論』はちゃんと感想書いてる=間違いなく読んでるのに、その時の衝撃がさっぱり思い出せないんですよ! 老化だけの問題なのかもしれないが・・・。
・・・・・まあいいや。仕方ないからボルヘスでも読みます。 -
オールタイムベストを含むSFガイドブック。
かなり多角的で楽しく読めた。没頭できたかな。堀晃さんの塩の指という作品があるらしいことが、一番の収穫。 -
2011/12/31購入
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438.初、並、カバスレ、帯無し。
2011.2/28.鈴鹿ベルシティBF