放っておいても明日は来る― 就職しないで生きる9つの方法

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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860112004

感想・レビュー・書評

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  • 海外で何かしてみよかな。
    何度となく浮上しては消えて行くこの気持ちを
    またかき立てられる。
    最初は普通のひとだったひとたちの
    素晴らしい、行動力のオンパレード。
    そうなりたいのかどうかは、わからないけど
    私もやらねば。という気持ちに…。

  • 面白かったです!!!\(^o^)/上智大学での講義録。高野さんが講師で「東南アジア文化論」を受け持ち、そのために、東南アジアで働いていたり、ゆかりの深い人々をお招きして、学生の前での対談というか、高野さんのよるインタビューの形式を取っています。長年のお友だちだったり、実は初対面だったりのゲストから話を引き出す高野さんの技量が素晴らしいんですよ。(#^.^#) 皆さん、この道一筋、という方々ではなくて、あっちに曲がり、こっちで新しい局面が、という人たちばかりなので、その転機での思いやきっかけを上手にお聞きして、学生の前で自然体の話をしてもらう、という、これは高野さんのお人柄+前もっての準備が丁寧にされていた、ということなんでしょうね。皆さん、偶然なのか必然なのか、今現在フリーの職業の人たちばかり。かなりの度胸をお持ちのようにも感じられ、「凡人じゃない人の話」ともとらえられそうなのですが、スタートは「普通の人」なんだよ、という高野さんのスタンスが気持ちよく伝わってきました。就活で消耗している学生たちの癒しの時間になっていた、というのも深く頷けます。キャリアアップを目指さず、上にではなく横に移動する、という話には、家庭の主婦である私も、あぁ〜〜〜〜!そうだよね〜〜〜!と、久々に目ウロコ。少しでも上に、自分を高めて、というこんな時代だからこそ、自分の上昇志向のなさ、をメリットとして生きる姿勢に、うん、それっていいよね、と嬉しくなってしまいました。ゲストの具体的な仕事や日常の話もすっごく面白かった。ジャングルの中で出会う象の話(現地ガイドは象が近づいてきた時だけ、お客を置いて逃げてもいいことになっているそうです)とか、タイでは子どもにしつけをしない(だから反抗期がなくて、そのまま大人になる。)とか・・。面白くて、面白くて、あっという間に読めてしまったのですが、これはちょっと大事に読んだほうがいい本みたいだよ、と、心の声(#^.^#)が言っていますので、少し間を置いて、また、ゆっくり読んでみようと思います。

  • みんな凄すぎる。

  • 「注文と違う料理がきても、それが美味しかったらいいじゃない」

  • 2009.12.30読了@実家。
    姉に借りて読んだ。自分では選ばないジャンルなのでかなり新鮮な目線で読めた。ここに出てきた人はみなさんジャンプできる人。その勇気と度胸はすごい。苦労は人一倍だけれども、やりたいこと、楽しいと思えることを信念を持ってやっていくのは素敵な生き方だと思った。人生何とでもなると。

  • 大学の講義の内容を本にしたから仕方ないかもしれませんが、これまでの高野本に比べたら薄っぺらいです。
    さっと読めてしまいます。
    もっと濃厚なのが読みたいですね。

  • J大での講義をまとめた対談集。アジアで活躍する人たちを招いて、どういう生き方、経験をしてきたかを聞いていくのだけれど、みんなめちゃくちゃ。行き当たりばったりってこういう事をいうんだろうな。こういう生き方、したいとは思わないし、就活してる人たちに勧めもしないけれど、彼らがみんなこんなにも楽しそうなのは羨ましい。就職しなきゃいけない、その後に待ってるのは厳しい世界ばかり、いつリストラされるか分からない、とくらーい気持ちにばっかりなりがちな今、こういうある種”能天気”な感じって大切なんだと思う。自分自身の肩の力を抜くために、ぜひみなさんにオススメしたい本。

  • J大学で行われた講義「東南アジア文化論」を本に起こしたもの。といっても堅苦しいことは一切なく、用は東南アジアで独自の活躍をしている濃いゲスト達と著者との対談集。
    ハチャメチャな人生談に笑い転げ、読み終わるとなにか力が湧き上がって来る。こんなに力のある本に久しぶりに出会った。

    ~難しく考えず取り合えず前に進もう。「絶対無理」の七・八割はなんとかなるのだから~
    受講生に”癒される”と評判の究極就活本。

  • 2009年11月22日購入。読書期間2009年11月23日~

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著者プロフィール

1966年、東京都八王子市生まれ。ノンフィクション作家。早稲田大学探検部在籍時に書いた『幻獣ムベンベを追え』(集英社文庫)をきっかけに文筆活動を開始。「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、それを面白おかしく書く」がモットー。アジア、アフリカなどの辺境地をテーマとしたノンフィクションのほか、東京を舞台にしたエッセイや小説も多数発表している。

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