だいたい四国八十八ヶ所

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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860112134

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  • 著者のお遍路日記。

  • 日本人ならいつかは四国八十八ヶ所を回ってみたいと思っていた著者が
    重い腰をあげてようやくお遍路を開始。
    どんなにあこがれていても、「やりたいことは面倒くさい」(本文より)のだ。

    さほど信心深いわけでも、自分探しをしてみようという目的もなく、
    「だいたい」といったゆるい感じで、でもきちんと八十八ヶ所を徒歩でめぐる著者。
    ただし、八十八ヶ所を一息に歩き倒したわけではない。
    すべての行程を何回かに分けて歩く。
    そのつど、スタート地点とゴール地点をきめて、歩く。
    そして目的地に着いたら家に帰る。
    次の予定がたったら、前回終了した地点からまた歩き始める、というスタイルのお遍路。

    けしてがむしゃらでないマイペースなお遍路の記録だ。

著者プロフィール

旅と散歩と石ころと変な生きものを愛し、いかに仕事をサボって楽しく過ごすかを追究している作家兼エッセイスト。その作風は、読めば仕事のやる気がゼロになると、働きたくない人たちの間で高く評価されている。主な著書は『いい感じの石ころを拾いに』(中公文庫)、『東京近郊スペクタクル散歩』(新潮社)、『アーサー・マンデヴィルの不合理な冒険』(大福書林)、『明日ロト7が私を救う』(本の雑誌社)など。

「2023年 『路上のセンス・オブ・ワンダーと遥かなるそこらへんの旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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