百歳までの読書術

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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860112745

感想・レビュー・書評

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  • 2020年9月4日読了

  • 老後はじっくり本が読めると思ったら、大間違いだった。

    歩きながら本を読む「路上読書」の実践者が、70代を迎えてからの「幻想抜きの老人読書の現実」を、ざっくばらんにユーモアを交えて綴るエッセイ集。(アマゾン紹介文)

  • 1938年生、浦和在住、津野海太郎氏「百歳までの読書術」、2015.7発行。私にとって奥行きのある本でした。一番印象に残った言葉は「せっかく生きてるんだから、ときどき会って話そう」でしたw。①本に埋もれて生きる(死ぬ)か、本棚1~2でいくか(死ぬまで捨てない本が何冊あるか)②読書スタイル: 著者は路上読書。私は、卓上読書(書斎)、電車(車)内、喫茶店・休憩所・公園のベンチ、図書館 ③月光読書(蛍の光、雪明かり、・・・)④遅読か速読か。

  • 元雑誌編集長で評論家の著者が、老人の読書について書いたエッセイ。歳を取ると経済的、体力的な衰え、読書のステイるも変わっていくものである。著者は、歩きながら読むという長年の習慣があったが(今で言う歩きスマホ)、机で読む方法に変えたら文章がよく読めるようになったと言う。(当たり前のような気もするが)
    読書スタイルを変えることで、新たな発見もあったらしい。蔵書の削減方法も自己流で取り組んだ話とか、本好きには興味深い話が紹介されていて、なかなか面白かった。
    自分も老後の楽しみのために、本を貯め込んでいるが、老後は著者と同じような悩みに直面するのかもしれない。将来の読書の在り方を考える上で参考になった。

  • 読書
    人生

  • 老人演技

    笠智衆 東京物語 1953 49 歳
    三船敏郎 生きものの記録 1955 35歳
    三國連太郎 異母兄弟 1957 34歳

    ゴンブリッチ 若い読者のための世界史

  • 私が高齢者になったとき、どんな読書をしているだろうか。そんな想像をしてしまいます。

  • 「読書術」の名とは裏腹に、
    書かれてあるのは本との付き合い方に関するエッセイ。
    タイトルにつられて買うとがっかりするので注意。

    軽いタッチで、面白いと言えば面白いが、
    わざわざお金を出してまで購入する本でもない。
    図書館の蔵書を借りて読んだ。
    気が向いたらまた借りて読む。
    もともと筆者も、この本はこういう運命になることを想定しているだろう。
    現に本書の一部に、図書館の有効活用について、
    かなり紙面を割いている。

  • 年齢に応じた読書術かと思いきや、一定の年齢を迎えて初めて読めるようになった本のことや、70歳になって蔵書の処分をはじめたが、その具体的な取り組みなどを書いている。

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著者プロフィール

1938年、福岡県生まれ。評論家・元編集者。早稲田大学文学部を卒業後、演劇と出版の両分野で活動。劇団「黒テント」演出、晶文社取締役、『季刊・本とコンピュータ』総合編集長、和光大学教授・図書館長などを歴任する。植草甚一やリチャード・ブローティガンらの著作の刊行、雑誌『ワンダーランド』やミニコミ『水牛』『水牛通信』への参加、本とコンピュータ文化の関係性の模索など、編集者として多くの功績を残す。2003年『滑稽な巨人 坪内逍遙の夢』で新田次郎文学賞、09年『ジェローム・ロビンスが死んだ』で芸術選奨文部科学大臣賞、20年『最後の読書』で読売文学賞を受賞。他の著書に、『したくないことはしない 植草甚一の青春』『花森安治伝 日本の暮しをかえた男』、『百歳までの読書術』、『読書と日本人』など。

「2022年 『編集の提案』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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