- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860114169
作品紹介・あらすじ
本屋さん、古本屋さんに、文学館、あの小説に登場したカフェなど、本好きには本好きが求める旅がある!ということで“ブック・ツーリズム”に特化した旅行案内が発売です。
感想・レビュー・書評
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本好きだけど、旅好きかどうかはかなり微妙な私。
でもそれなりに楽しめました。
雑誌というコンセプトなので仕方ないかもしれませんが、一つ一つがコンパクトすぎてもう少し深く詳しく知りたいぞという話が多かった気がします。
それにしても、寄稿者の皆さんはほんとに歩くのが好きで健脚な方が多いですね(笑)私はダメです。
本を読むために電車に乗る話が寄稿されていましたが、これなら私にも楽しめそうです。
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夏になると、スポーツノンフィクションや旅行記が
無性に読みたくなる。そんなところへ「本を旅の主役に
据えたアンソロジー」。見透かされたような気分の中、
先日の広島旅行の余韻片手に本書を開く。
のっけから「書を持って旅に出よう!」 とアジテート
する2泊3日の詳細旅プランがいろんな書き手によって
開陳される。日本各地域に根ざす名物書店を巡り、
作品の舞台に佇み感動を新たにしてみたり、
また、ご当地グルメ情報も挿入されてたり…、
本好きにたまらん旅プランをプレゼンされ、
ツカミはオッケー。
「本をめぐる旅路」どこまでも続きそうな勢いで、
読書偏愛に浸る旅は尽きない。
いずれのエッセイに共通しているのは、
あくまでも「ひとり旅」であるということ。
そらそうだろうな。
読書は極めてパーソナルなもの。本を読むためだけに
旅に出、列車は敢えて鈍行を使い、1日に何軒も古書店を
回り、宿では床に就くまで本を開く。
本好きという同好の士はいたとしても、極私的酔狂な世界に相伴は似合わない。
ちなみに、僕はその昔−夏の甲子園の目玉焼きが瞬時に
焼き上がりそうな外野席で、栃木代表と大分代表の何の
思い入れのない試合を見るとなしに、阿川弘之の最後の
海軍大将を描いた「井上成美」の評伝を読み耽ったことを想起する。
鉄ちゃんの世界が、撮り鉄・乗り鉄なんてノーマルなものから筋鉄・葬式鉄など希少生物的存在を含め36分類ある
ように、本オタも同様に分類できるなぁと思わせるビブリオマニアの世界の一端を垣間見れたアンソロジーでありました。 -
自粛中に読むのは大変しんどい本だこと。二泊三日なんて贅沢言わないから、一泊二日ないし日帰りでゆらりと遠出したいもんだ。
誰といわず、本屋めぐりが楽しそう。文学館は、ちょっと当たり外れが大きいような。石川県は金沢市の泉鏡花んとこは大変よろしかったのだけど。
あー、旅に出たい。 -
旅のスタイルは人それぞれ。
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生まれ育った土地、ひそやかに生きてきた町、まだ知らない知ろうとしなかった場所。彩りは何によって生まれるのだろう。日々のなかにある確かなものだけが色をつける。これから訪れる出会いの色はどんなだろう。
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本を巡りながらの旅の中で素敵なものに出会う!
いいな! -
やっぱり私は東京や京都などの本屋さん・古本屋さんを巡ってみたい。
どこの街にも本屋さんがあり、作家ゆかりの場所があり、そんな場所を巡ってのんびりしたいものです。 -
「本好きには本好きが求める旅がある」
なんて素敵なキャッチコピー。
旅する前に旅先に関する本を読むことはあれど、私の中では、旅と本とはそれほどリンクしていなかった。本を目的にした旅という手もあるのかと目から鱗。
古本屋を眺めたり、ブックカフェに立ち寄ったり、本の舞台を訪ねたり。2018年7月発刊の本だけれど、気になってGoogleMapで調べたら閉業と書いてあって切ない。 -
旅と本。私の好きなものふたつ。
更には、好きな方が何名か寄稿されていたので、手にとってみた。
皆さん、本に対する愛情が深い!
やはり、旅先で読む本は格別だなぁと、改めて。
どこか行きたくなるし、もっと本を読みたくなる。 -
本も旅も好きな人が「旅する本の雑誌」を旅先に活用すると一味違った愉しみ方ができそうですね。内容は有名文学者に関する詳細プランがあったりエッセイもあって文学的な旅の参考になります。ただ、紹介されてる本や旅の好みがあるかも。