市場界隈 那覇市第一牧志市場界隈の人々

著者 :
  • 本の雑誌社
4.23
  • (6)
  • (4)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 87
感想 : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860114305

作品紹介・あらすじ

『ドライブイン探訪』の著者が追い続けるもう一つのテーマは、"市場で働く人々"。浮かび上がるのは沖縄の戦後史。昭和から平成を生きる市場の人々に迫ります。

那覇市の第一牧志公設市場は今年、2019年6月に老朽化による建て替えのため閉鎖となります(市場は近接の仮設市場で継続)。市場は戦後の闇市に始まり、現在の建物が完成したのは、本土復帰の1972年のこと。

変わりゆく市場界隈の風景を記録したい。数年来、市場に通い交流を深めた著者が、市場の人々を取材しました。それぞれの来歴から浮かび上がるのは沖縄の昭和、そして平成。観光で触れる沖縄とはちょっとちがう、市場で働く人々の記録です。

各種精肉、鮮魚、果物、乾物店に喫茶店。多彩な表情を持つ食堂やお土産店、早朝から営業する「せんべろ」店に古書店など、牧志市場と市場周辺で商いを営む30店の店主が登場予定。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 『市場界隈 那覇市第一牧志公設市場界隈の人々』 変化繰り返し続く市場 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース
    https://ryukyushimpo.jp/news/entry-933391.html

    本の雑誌社のPR
    変わりゆく市場界隈、働く人々の日常

    2019年6月に建て替えを迎える沖縄県那覇市の第一牧志公設市場。戦後の闇市を起源に持ち、70年以上の歴史を抱える市場に通いつめて、界隈の人々を取材しました。浮かび上がるのは沖縄の昭和、そして平成。観光で触れる沖縄とはちょっとちがう、市場界隈の人々の記録です。

    各種精肉、鮮魚、果物、乾物店に喫茶店。多彩な表情を持つ食堂やお土産店、早朝から営業する「せんべろ」店に古書店など、牧志市場と市場周辺で商いを営む30店以上の店主が登場予定。

    わずかな休み時間に昼食を頬張る姿、裏路地で一服する姿、市場内の出前で配達してもらったアイスコーヒーで喉を潤す姿、帳場に置いたテレビを眺めて過ごす姿、文庫本を読みふける姿等々。市場の人々の日常を写した風景もカラーで収録。 市場界隈マップ付。
    http://www.webdoku.jp/kanko/page/4860114302.html

  • 沖縄の公設市場とその周辺にある店の店主から聞き取った記録30本!沖縄の戦後の激動を生き抜いた人たちの話は面白い。沖縄出身なのに知らないことがたくさんあった。
    移転する前にこの本を読みたかった。一月遅かった..。筆者は広島の方らしいが、沖縄に興味を持ってくれて、貴重な記録を残してくれて、ほんとにありがたいと思う。いつも本は古本で買うことが多いけど、この本は新刊で買った。これからも応援したい!

  • ちびちびと読み進めて来ました。沖縄が好きで数年前は良く行っていた。なんだかんだで、この市場界隈で飲んでるのが1番楽しくて、僕にとっては沖縄といえばここ!みたいな場所。建て替えが決まって、今年の4月に見に行ったなぁ。
    この本はその市場の、市井の人々を丹念に取材されて、一冊に残してくれた。記録からこぼれてしまう、記録。
    また行きたいなぁ。

    "変わらないものなんか 何ひとつないけど
    変わるスピードが 違ったんだな "
    (「スピードとナイフ」ザ・クロマニヨンズ)

  • 第一牧志公設市場の仮市場への移転前に、市場とその周辺の店の
    人々の話を写真と共に記録した「今」の言葉の数々。
    I・・・・・公設市場の人々
    II・・・・市場界隈の人々
    III・・・市場周辺の人々
    公設市場組合長へのインタビュー。
    市場の雰囲気を残す画像多数。
    公設市場内店舗MAP有り。公設市場周辺MAP有り。
    第一牧志公設市場は終戦後の闇市から始まった市場で、
    老朽化で建て替えるため、その長い歴史を一旦閉じます。
    仮市場に移転、再びこの地の新しい建物になるとはいえ、
    この古い建物は、アーケードや近隣の細い路地等の、
    様々な店舗や人々とも繋がっていました。
    壊される前の公設市場には、そんな人々の歴史も刻まれています。
    特に、戦前~戦中~占領下~日本への復帰の時代を
    生きてきた人たちの、生活の記録の重さ。
    生きることに、仕事を得て続けることに必死だった時代は、
    まさに波乱万丈。その真っただ中にいた人々の真摯な言葉に涙。
    写真で残された笑顔には、ここで生きてきた誇りすら感じさせて
    くれます。
    ひっそりと書かれた小さい文字の付記には、著者の公設市場への
    想いがたっぷりと詰まっている感じがしました。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/732559

  • 2020年8月6日読了

  • 扉を開けると
    先ず初めに
    十数ページに渡って
    「公設市場」にある「店」「人」
    の写真集になっている
    本文を読む前の
    あぁ こんな感じなんだなぁ…

    本文を読んだ後の
    そうかぁ このお店、この店主が
    この人なんだ!

    と激変する楽しさが
    味わえる

    2019年に 移設して
    2022年に 改装オープンをする
    「那覇市第一牧志公設市場」

    ぜひ
    このお店!  この店主!
    がそのままで あって欲しい!

    そして もしできることなら
    改装後の
    「市場界隈」改装オープン編
    を ぜひぜひ
    読みたいものである!

  • 第一牧志市場、新しくなるのですね。

    沖縄に行った時には、必ず市場の2階の食堂でご飯を食べているので、気になって読んでみました。
    市場の各お店にインタビューをしているのですが、そこにはやはり沖縄の歴史が現れてきますね。お店を開いたのが女性が多いことが、戦後の闇市からの流れなのもよくわかります。
    市場も時代に合わせて変わっていかなければいけないのだとか。
    新しい市場も、受け入れなければいけませんね。

  • ドライブイン探訪著者が追う、市場の人々と沖縄戦後史
    市場の人々の取材から浮かび上がるのは沖縄の昭和、そして平成。
    注目の一冊、刊行です。

  • 誰が何と言おうと前作「ドライブイン探訪」は名作でした。マツコの知らない世界に出た時になんで宣伝しなかったのか謎でしたが、もっと話題になってもいい本だったと思います。かなりニッチな内容でありましたが、そこに存在する人生を切り取るという行為には普遍性がありました。
    本作はメジャーな出版社から出した2作目で、建て替えになる牧志市場で商売をしている人々の元に通ってまたその人生を切り取った本です。件数が多いからか一件ずつはコンパクトになっています。本当は倍くらいの量でも構わない位の充実した内容なので読み足りないというのが正直な感想です。
    僕自身15年位前に、1か月くらいドミトリーに泊まって、この界隈を歩き回っていたので猥雑でわくわくするような雰囲気が今でも思い出されます。商店が沢山あって観光客が沢山闊歩していましたが、真っ黒に日焼けして汚いTシャツで歩いている僕は地元の兄ちゃんだと思われて全く声かけられませんでした。
    ここに出てくる豚の頭「ジェニファー」とは僕も当時記念撮影したのがいい思い出です。

    この本も前著も全く話題になっていないのでこれからの先行きが不安ですが、是非この路線で突き進んで頂きたいです。

全14件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

橋本倫史(はしもと・ともふみ)
1982年、広島県東広島市生まれ。ライター。本書以外の著書に『市場界隈 那覇市第一牧志公設市場界隈の人々』『東京の古本屋』(ともに本の雑誌社)、『水納島再訪』(講談社)がある。2007年にリトルマガジン『HB』を創刊。以後、『hb paper』、『SKETCHBOOK』、本書の元となった『月刊ドライブイン』などのリトルプレスを手がける。

「2022年 『ドライブイン探訪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

橋本倫史の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×