ラダックの風息 空の果てで暮らした日々 (P-Vine Books)

著者 :
  • スペースシャワーネットワーク
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本棚登録 : 66
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860203023

作品紹介・あらすじ

インド北部、標高3500メートルの地で見つけた、最後の楽園。そこには、見たこともないほどの青い空と、大地とともに生きる人々の優しい笑顔があった。話題のブログ「Days in Ladakh」の著者が贈る「人生の冒険」の記録。

感想・レビュー・書評

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  • こんな場所を見つけ、滞在するとは。羨ましい。幸せとは何か、豊かさが直結する訳ではない事を改めて知らされる。これは、理想の旅。

  • インド北部レーを中心としするラダック地方の旅行記。高野秀行さんの著書で知り、篠藤ゆりさんの「旅する胃袋」でもふれられ、世界の辺境案内にも触発され、手にとる。厳しい自然、氷結したザンスカール川を往来する難路、最果ての寺と呼ばれるプクタル。時に自然にふれ、時に人情のあたたかさにふれ。片言のラダック語でやりとりし。チベットでは失われかけているチベットらしさにふれることもでき。別れの言葉をつげても、あっさりした反応。いつかまた来るのだろう。近いうちに、という期待をこめて。/明日完成するというこの砂曼荼羅は、そのまま保存したりするのではなく、破壇の儀式によってあっさりとすべてを崩し、砂は川や湖に流してしまう。「もったいない!」と思わず叫びたくなってしまうが、すべてのものは無常であるという仏教の教えからすれば、全身全霊をかけて作り上げたものを無に帰するからこそ、祈りの行為としての意味があるのだろう。p.41/人生は長い。キャンの尻尾も長い。

  • チベット文化が残るインドの「ラダック」。
    容易に人を受け入れない厳しい土地にに魅せられた著者の
    1年半の記録。



    何かにおいたてられる毎日ではなく、
    すべてを自然にゆだねる生活にあこがれます。
    一方で、そんな生活をしている人たちが、
    古くから続いてきた生活を捨て、
    町に移り住むという現実もある。



    どちらが正解、とはいえないのだろうけれど、
    できれば古いものを守ってもらいたいな・・・。



    現地の人々の花が咲いたような笑顔。
    青い空。
    険しい山並み。
    風にたなびく五色のタルチョ。

    ミ ミツェ リンモ、キャン ガマ リンモ。
    「人生は長い。キャン(チベットの野生のロバ)の尻尾も長い」

    長い人生なんだから、そのうち行けるかもね。

  • あこがれのラダック いつかは絶対に行ってやる!と意気込んでおります。 

    こういう紀行文はあまり得意ではないです。
    というのも筆者の感動は伝わってくるのですが、自分が体験したくて途中で読むのをやめちゃうんですよね。 

    深夜特急もしかり。 

    ただ、ラダック旅に必要な情報は読めるので活用します!

    秘境と呼ばれる場所がどんどんなくなる昨今。 
    ラダックにも早めに行きたい!!!

  • 登録日:12/1

  • この本を書かれた方のブログが好きでずっと見てました。

    写真と文章がきれい。

    ラダックに出発する前に読みました。

  • 写真が素晴らしかった。

  • 氷の回廊(チャダル)の旅行記と写真が素晴らしかったです。

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著者プロフィール

山本高樹 Takaki Yamamoto
著述家・編集者・写真家。2007年から約1年半の間、インド北部の山岳地帯、ラダックとザンスカールに長期滞在して取材を敢行。以来、この地域での取材をライフワークとしながら、世界各地を飛び回る日々を送っている。本書のほか、主な著書に『ラダックの風息 空の果てで暮らした日々[新装版]』(雷鳥社)、『インドの奥のヒマラヤへ ラダックを旅した十年間』『旅は旨くて、時々苦い』(産業編集センター)など。『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』(雷鳥社)で第6回「斎藤茂太賞」を受賞。

「2023年 『ラダック旅遊大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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