拡張するファッション アート、ガーリー、D.I.Y.、ZINE…… (P-Vine Books)
- スペースシャワーネットワーク (2011年5月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860204297
感想・レビュー・書評
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よかった。
メモ。
パスカル・ガテン
好きなものを10個、嫌いなものを10個集める
スーザン・チャンチオロ
「魅力的な表面」にあふれているのは、ファッション界だけではなく、この日本、そして東京という街も、まったく同じことである。ツルツル、ピカピカした新品だらけの街で、ざっくり割れた木の断面のようなスーザンの作品が、多くの人を惹きつけている。
ミランダ・ジュライ
未解決で困難なことで頭がいっぱいになってしまったり、ああしたい、こうしたいと混乱してしまったりすることは、自分が不確かなせいじゃない(だって、自分を確信できる人なんている?) 。それは「自分自身」というものが複雑で込み入っているからだということを、忘れないで。複雑で込み入っている自分だからこそ、仕事をしたり、日々生きて行くことができたり、友情が貴重なものになるんです。困難を感じて不安になることは、失敗の印だと思い込みやすいのだけれど、本当はそのことはとてもいいサインなの。ただ、イヤな気持ちがするだけのことで。
here and there
Nieves
BLESS
コラボレーションとは、自分を開いて、他人の考えを、自分を通して受け入れること
スーザン・チャンチオロ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ブランドがどぉやってで来たかを知るのはおもしろい。
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おもしろかった。
女性クリエイターとの対談やエピソード集。文章が棒読みのようでいてわかりやすいのが不思議。
装丁は服部さん。写真ホンマタカシ。豪華。
ソフィアコッポラやキムゴートン、中島有里枝など意外な一面も垣間見れてお得感あり。 -
ファッション
メディア
デザイン -
Dommune6/14前半トークに取り上げられていたので興味を持った(因みに当日はGerald MitchellのDJ/LIVEを見るためにDommuneのスタジオに行ったので、トークは聴けず)。
……のだがオラハヤッパリマッタクファッションノコトワカランダワ。 -
近年のファッションの動きを概観するには、人選やトピックの選び方など良書だと思う。しかし実際このジャンルの本は売れないし、書評をブログに書く人も極端に少ないのが現状。(書店で探すのに大変苦労した。)
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ああ、サブカルって気恥ずかしい。特にほんのちょっと前の時代ならなおさら。HIROMIXって今なにしてるんでしょうね。「フィルムがもったいない笑」とインタビューの言葉を見て、ああ携帯にカメラがつく前の時代だったんだなと再認識。PhotoshopやIllustratorで誰もがデザイナーになれる、ゆえに誰もがデザイナーになれない、というようなフレーズを見たのはSTUDIO VOICEだったか。写真の世界も身内感でなりたってると思えば真の芸術性はどこにあるのやら。
90年代のガールズカルチャーを持ち上げてたのは当時の既存メディアの中心にいた男性であっただろうし、ソフィア・コッポラもまずは著名な監督の娘として注目されたというアーティスト二世というバイアスを拭いきれない。あえて今こういう本を見てしまうと、若い女性が祭られたその後の人生に想いをはせてしまい切ないものだ。
80年代にかけてパリコレで日本人の目覚ましい活躍は誇らしい歴史かもしれないけれども、コムデギャルソンを影響をうけて自分はデザイナーを目指したと外国人が言ってくれることを真に受けて喜び続けているような時代ではもはやない。世界の殆どの人々はギャルソンもマルジェラとも縁のない世界に生きている。
個人のエッセイをまとめたもので、取り上げるデザイナーやブランドは偏っているし、読み手への理解を求めない不親切な編集。巻末の年表もお粗末。今よむには古ぼけた内容。(本の内容とは関係ありません) -
マルジュラとかPurpleとか、正直知らないワードが多かったし、今となってはオーガニックとかインディペンデントとかZINEとか珍しくなくなってるから、大きな発見はなかった。
でも、90-10年代にそのアーティストなりクリエイターなりの近くで彼らの試みを見ることができていたら、非常にエキサイティングだったんだろうなぁ。
ファッションについてもっと知ってから読んだ方が面白かったかもしれない。 -
主に1995年〜2010年のファッションの流れを密に描き出している。著者は資生堂「花椿」の元編集者。ファッションといってもアート分野、雑誌、Photographyへの広がりを伴っていて、社会学的。ファッションを通じて近年の大きな社会の流れを知ることができます。そして服を着ることに、意識的になれます。
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ファッション。まさに消費の象徴であり、貧富の差を外見で直接的に表すもの。
私には、それくらいの認識でしかなかった。
しかしその中でも、時代の閉塞感を打ち破り、私たちの意識に驚きと喜びと前進をもたらす価値観をもたらすクリエイターたちの言葉は、美しい意気込みに満ちていた。
彼女たちと一緒なら、何かできそうだ。そんな確信が降りてくる。
新宿東口献血ルームWESTにて。