- Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860234171
感想・レビュー・書評
-
一段落とし
笑い=安心感(価値) ー ワザとらしさ(冗長)
二段落とし 相手の予想を裏切る
笑い=安心感(価値) + 意味 ー ワザとらしさ(冗長)
例え安心感で落差が生まれても、ワザとらしさがなくても「意味」が逆でなければ、その意味がワザとらしさと同じ様な役割を果たしてしてしまう。
1. 言葉・洒落
闘争と逃走○、闘争と党争×、◯天敵と点滴、バリケードとデリケート、ワイルドとマイルド
2. 言葉・意味の幅
曙はデブだねぇ、だって、東京ドームに入りきらなかったんだから
3. 言葉・慣用句
俺の彼女は約束を全然守らないんだよ。だから今度は約束を守るように釘を刺しといたよ。頭に。
ムカつく奴に一杯食わせる→飯を奢る、白羽の矢を立てる→本当に矢で射る、ガールハント→本当に狩猟で狩る
4. 言葉・抽象
上位カテゴリーの言葉が下位カテゴリーの言葉を内包する
リサイクル→原爆、ボランティア→自爆テロ、腐った食べ物→ピータン、チーズ、クールビズ→裸
5. 言葉・連想
先生が生徒のような行動を取る、警察官が犯罪者のような行動を取る、天才が馬鹿の様な行動を取る
6. 言葉・評価の差
子供を性の対象として評価する、同性を性の対象として評価する、死体を性の対象として評価する
7. 言葉・行動決定の差
好物だから先に食べる・好物だから後に取っておく、子供が大切だから厳しく育てる・子供が大切だから優しく育てる、親しい友だから礼儀を重んじる・親しい友だから礼儀を軽んじる
8. 言葉・結果の推論(順行推論)の差
未来を予想する思考が結果の推論。そして結果の推論に基づいて行動する。しかし、結果は自分の思ったとおりになるとは限らない。
エアバッグに押しつぶされて死んでしまった。人工呼吸で肺が破裂して死んでしまった、愛する子供を抱きしめたら、子供の全身の骨が折れてしまった
9. 言葉・過去の推論(逆行推論)の差
結果から過去を予想する思考が逆行推論。
若い男女が深夜ラブホテルから出てきた→ホテルでヤったに違いない・ホテルの従業員だった
自転車が無くなっている→盗難にあった!・酔って自分がコンビニに置き忘れた
インターネットに接続できない→パソコンが故障した!・プロバイダに料金を払ってなかった
妻が殺されている→何者かに殺された!・二重人格の自分が殺していた
10. 言葉・特殊
言語の構造の弱点を突いたもの
「よーいドン!と言ったらスタート。」「やってません。一回しか」
11. 視覚・感情
人間の感情は、外見から推論するしかない。泣いてる人は悲しくて泣いてるのか、嬉しくて泣いてるのか分からない
12. 視覚・動機
人間の動機も可視化できない。
人の命を救いたくて救急救命士になった・人の苦しんでる顔を見ると興奮するから救急救命士になった
娘が可愛いから娘の運動会を録画する・ロリコンだから娘の運動会を録画する
立派な大人を育てたくて教師になる・子供に体罰をしたくて教師になる
言葉フロー
視覚フロー(パターン、図と地、群化、錯覚)
行動フロー(習慣、不可視、自律神経)*括弧内は、ワザとらしさを打ち消す理由
詳細をみるコメント0件をすべて表示