- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860291730
作品紹介・あらすじ
生物学者としてチータ、渡り鳥、ラクダ、カエルなど生物から学んだ"走りのノウハウ"とは。
感想・レビュー・書評
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人はなぜ走るのか?というよりは他の動物の特性をマラソンに生かすといった内容だ。いつも感じるが、どうも外国人の本は読みにくい。
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著者が生物学者かつウルトラマラソンのランナーであるので、ラクダやハチからエネルギーの使い方やら、体温調節の方法を学ぶホンでした。結果、ミシガン湖100KMウルトラマラソンを41歳で優勝する快挙。しかしながら、身体のこと栄養摂取のことを追究しつつも結局はウルトラマラソンに走り抜くのに必要なのは「日ごろのしっかりしたトレーニングと、しかるべき心構えだ。別のことばで言えば、ちょっと頭がおかしいんじゃないか、と言われるくらいがちょうどいい」というウルトラマラソン・ランナーのドン・リッチーさん=他者のことばであったように見受けられました。当日準備できることはもう「気持ち」しかないということでしょうか。
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41歳でウルトラマラソンにチャレンジしマスターレコードを打ち立てた生物学者によるランニングエッセイ。”生物から学んだ走りのノウハウ”を明らかにする、との帯の文句がありますが、腹部のジャバラ構造で体内の熱を逃がすハチの話や、驚異的な持久力を生む渡り鳥の秘密は骨の空洞化にあった、なんて、我々人間にはなんの役にも立たない話が満載!(爆) でも、長距離を走りきるには体のすべての機能をいかに効率よくシンクロさせているのかと、生物としての人間の美しさにも気付かされてくれます。力強くなれそうですよ。
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「レースに出られる素質のある犬とは、全身が走る意欲のかたまりで、鎖をはずしてどこまでもどこまでも走りつづけたいとうずうずしている犬だ。」
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ウルトラマラソンにも出てしまう動物学者の考察。なかなかおもしろいですね。