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- Amazon.co.jp ・本 (139ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860292812
感想・レビュー・書評
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40代まで眼は社会に向いていた。
10数年前に伊豆高原に越してから宮迫さんは自然の中での暮らしに目覚める。
都会から持ち込んだせわしない気持ちは雑木林を流れる豊かな時間に気づかされる。
イライラしても空にはぽっかりと白い雲が浮かんでいる。
山は何かあってもどっしりと動かず、メランコリックになっても海は地平線の向こうまで続いている。
そんな自然の中で、自分なりの努力をすると、そこが「楽園」であることが分かる。
宮迫さんはスノッブな都会暮らしから、自由で解放された自己を見出して行く。
だぶん、この世を思いっきり楽しんだよと、死はなにかの通過点だよと
遺言してくれたように思う。
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