お礼まいり

著者 :
  • 清流出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860293314

作品紹介・あらすじ

三島由紀夫から託された遺言、あたたかな交流のあった山本夏彦や久世光彦との別れ…。喪失感を抱えながらも、生きることの意味を問う。生と死の深淵を見つめた珠玉の随筆。悪性リンパ腫を克服、奇跡の完治を果たした著者の復帰第一作エッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • 本のタイトルは「お礼まいり」である。著書の中のコラム名は「御礼まいり」である。「御礼」はガン克服に対する御礼であり、「お礼」は本日まで生きながらえる事ができた事へのお礼である。様々な人との出会いが生きる糧となった事へのお礼である。
    私もあと数年で還暦を迎える。感謝の気持ちを書き留めておきたい。2011/1/2

  • 三島由紀夫氏との話が印象に残った。
    市ヶ谷駐屯地で割腹自殺をする頃の彼と飲み、「自衛隊はもうダメだァ」と呻くあたりの記述が絶望した三島氏の姿が浮かぶようだった。

    亡くなった親交のあった著名人へのオマージュ的な色合いが濃い本だと思う。

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著者プロフィール

昭和5年1月 大阪市生まれ
毎日新聞社で社会部、サンデー毎日、英文毎日の記者、編集次長、編集委員などを歴任。
ニューヨーク・タイムズのコラムニストも務めた。
第34回「菊池寛賞」受賞。
著作 「五衰の人ー三島由紀夫私記」(新潮学芸賞受賞)、
「横浜・山手の出来事」 (日本推理作家協会賞受賞)、
「悼友紀行」ほか多数。
訳書 「アイアコッカー我が闘魂の経営」ほか。

「2020年 『夕陽ヶ丘 昭和の残光』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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