上海バブルは崩壊する―ゆがんだ中国資本主義の正体

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  • 清流出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860293413

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  • ゆがんだ中国資本主義の正体
    (「BOOK」データベースより)
    亀裂が露わになった中国、ホントに繁栄を持続できるのか…。最新情報から自壊の予兆を読み取る。中国ウオッチャー・宮崎正弘がおくる中国の最新情報。

  • 上海バブルは一晩で弾けてしまう、アトランティス大陸のようなものらしい。全国に波及するストに継ぐストで、中国内の賃金上がる一方。安い賃金を求めて工場はどんどん中国の内陸部や海外に移転して行く。内陸部では実際に働いているのはベトナム人やアフリカ人。中国人のブルーカラーは賃金が上がり、また若者の高学歴化が進んでいて、ブルーカラーの安い労働力が不足している。

    日本人居住者はNYよりも上海の方が多いそうだ。日系企業の現地法人は日本から従業員を送り込むよりも、現地で日本人を採用した方が、上海水準+α程度の人件費で済むので重宝しているらしい。ビザが不要だし、物価が安いので給料が安くても「日本よりもゆったり暮らせる」と若い女性が安易に移住しているらしい。本書はここにも警鐘を鳴らしている。

    そういえば去年国内の求人サイトでも、現地の給与水準で求人が出ていた事を思い出したが、それだけ人気があるんだろうか。日本円にして9〜11万の賃金だが、夜は「語学学校無料」を売りにしていた気がする。若い人が期間限定で2〜3年渡航するならいいのかもしれない。

    個別具体的な名称と事例があまりにたくさん出て来るので、ザックリと現状把握したい人には向かない書籍かも。

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プロフィール

宮崎正弘(みやざき・まさひろ)昭和21(1946)年石川県金沢市生まれ。評論家。早稲田大学中退。「日本学生新聞」編集長、雑誌『浪曼』企画室長、貿易会社経営などを経て、昭和57(1982)年『もうひとつの資源戦争』(講談社)で論壇デビュー。国際政治・経済の舞台裏を独自の情報で解析する論評に定評があり、中国ウォッチャーの第一人者として活躍。著書に『世界は金本位制に向かっている』(扶桑社新書)、『金正恩の核ミサイル』(育鵬社)、『習近平の独裁強化で世界から徹底的に排除され始めた中国』(徳間書店)、『米国衰退、中国膨張 かくも長き日本の不在』(海竜社)、『アメリカの「反中」は本気だ!』(ビジネス社)など多数。

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